S.O.D『Speak English Or Die』

85年作― Anthraxのスコット・イアンらによる“お遊びプロジェクト”笑、Stormtrooper Of Deathこと通称S.O.D
「英語喋れないなら死んじまえ!!」ですか… 嗚呼、私死にますね

たったの3日間で制作されてしまったという本作
しかし、侮ること無かれ 素晴らしいリフが満ち溢れてます

Speak English Or Die
満足度:★★★☆☆

スラッシュとハードコアの融合体です
当時両者のファンは相容れなかったらしいのですが、私にそれは知る由もありません ただ、今聴いても斬新であることは確かです

ちなみに、最近は再発盤でボートラを収録したヴァージョンが出ています ジャケが銀色 私的にはオリジナル盤のジャケの方が好きです
Pleasures Of The Flash


内容はというと過激過激で面白いです
「ギャラの二重取りに対しての怒り」やら、「英語喋れないくせに職に就いてるんじゃねーよ」とか、「中東イラネ」などなど…笑
色々と問題視されたらしいですね、そりゃあされるでしょうが…笑

Speak English Or Die 曲名


最短5秒、最長でも2分半での全体としては22曲(22曲目以下はボートラ)

いやいや、5秒って曲じゃねーし

このような奇抜な作品形態、そして「マイナス感情の詰め合わせ」みたいなところからスタートしたかのような作品にも関わらず、ユーモアにも溢れているため極めて異質― 自由だなぁ…笑

特筆すべきはなんといっても素晴らしいリフ
冒頭曲のリフのみで、大体この作品がどのようなものであるかが窺い知ることができるかと思います
このリフは、かなりの中毒性がありますね


メタルとハードコアの境界線を跨いだ、クロスオーヴァー的な作品と言われていますが、まさにその通り
クロスオーヴァーの雛形をある意味提示した作品とも言うことができるのではないでしょうか

発売から約20年を経て、今となっては100万枚売り上げている模様
すごいねぇ

で、素晴らしいと思いますが私的には3点
面白おかし過ぎて疲れてきちゃうから― あと私はあまり短か過ぎる曲を評価しない傾向にありますので、あくまでも私の嗜好です
とは言え、このユーモアと皮肉溢れる本作は一聴の価値大有りだと思います



=なぉ=


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Alcatarzz「Jet To Jet」のVai仕様

私、イングヴェイが好きです
特にAlcatrazz時代のオリジナリティ溢れる感じが大好き

私、スティーヴ・ヴァイが好きです
何か、変態的なプレイに萌えます ちょっとエロい音でいい

私、グラハム・ボネットが大好きです
RainbowMSGAlcatrazzと、どのバンドの曲でも私を泣かせてくれました
ヴィジュアルは…、ですが、私の琴線に触れる声質なんです

私が良く遊びに行くミュジニーさんのブログでも取り上げていましたので、ついついパクって取り上げてしまいました

イングヴェイ時代のAlcatrzzの代表曲「Jet To Jet」をヴァイが弾いたらこうなります(You Tube)


何かが変だ…笑

面白いのでこれで記事を書いてしまいました、パクってすみません、ミュジニーさん(汗


そういえば、Alcatrazz再結成の動きもあるとかないとか言われてますね
(これは別にパクリじゃないです汗)
お金が無くてたいそう困っているらしいグラハムさん、お金を稼ぐために再結成、といったところでしょうか―
動機はどうであれ、素晴らしい作品を提供してくれることを切に願います


=なぉ=


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Blue Oyster Cult『Secret Treaties』

74年作― 米産元祖ヘヴィ・メタルと称される彼らの3作目
そういえば、最近は割と90年代の作品の紹介に傾倒していたような気がしなくもないので、悩んだ末にちょっと飛んで70年代へ―
プログレを紹介しようかとも悩んだのですが、今回は一先ず保留

BOC… きっと、一般的なジャパニーズピーポーに言わせれば、「BOC?あ〜、Bump Of Chickenの略ね♪」と、言われたくもないのにきっと言われてしまうであろう略称
うるせぇやい、私にとってのBOCはBlue Oyster Cultなんじゃ!!(笑
メタルに青春臭さや恋愛などは(基本的に)不必要だ、と思ってますが何か文句でも?(笑
別に某邦楽バンドを批判・非難する意図は皆無です

Secret Treaties
満足度:★★★★☆(5点満点中4点)

ジャケが既に渋い
これは… 戦闘機、ですかね…?
なにやら、本作におけるテーマ・コンセプトは、ナチスが地球空洞説を信じ、地球内部に存在すると思い込んでいた王国とコンタクトを取ろうとした、という歴史的事実を基にしたものらしいです
とても興味深いです そもそも、地球空洞説って何よ…笑 という疑問を抱いてしまうわけなんですが、まぁ保留

ヘヴィ・メタルか、といわれたら首を傾げてしまうような感じですが、とはいえハード・ロックというには重過ぎるイーブルサウンド…
まさに、これこそがBOCテイストなんだろうなぁ、と思います

Secret Treaties 曲名


本編は8曲目の「Astronomy」まで、です
その後はリマ盤において加えられたボートラらしい
なので、基本的には8曲目までのレヴュをば、と考えています

私自身はBOCの作品はこれしかもっていないので、最高傑作かどうかなどということを論じる資格はありませんが、この作品は実に渋くて奥深い

個々の曲云々、で語ることが容易くはない作品です
全体としてみるからこそ、輝くアルバムといいますか

とは言え、冒頭の「Career Of Evil」を聴けばおおよその全体像は掴むことができるかもしれない作品です

なんでしょう、Black Sabbathをポップテイストに味付けした感じ、とでも言いますか…
巧い形容が思い浮かばなくて申し訳ないのですが、リフが独特で濃い

ちょっと加齢臭が漂ってきそうなほどに、濃い

全体的にダークでシリアスなのですが、例えば「Astronomy」にみられるような絶妙な美しさが織り交ぜられたメロディは秀逸


もっとなどと贅沢なことは言わないが、もうちょっとは評価されても良いバンドではないかなーと、思います
まず知名度が不当に低い気がしますので、取り上げてみた次第です

輸入盤ですと安く買えるはずですので、「今日は渋くキめたいぜ!!」とか言うときに、その勢い任せに購入してみるのも面白いかもしれません(無責任

きっと、ハマる人にはガツンとくる作品だと思います
一回聴いただけで理解できない方も多いと思いますが、徐々に徐々に癖になってくる感じですので、機会があったらどうぞお試しあれ


=なぉ=


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Royal Hunt『Paradox』

97年作― 宗教と神というテーマのもとに制作されたコンセプト作品

実は、国内盤は新品では入手困難であると思われます
いや、輸入盤もほぼ出回ってないみたいですね、サラッと調べたところ
昨年の時点で新品をAmazonさんで注文したところ、入荷の見込みがないと言われました
また、つい先日までは輸入盤であれば、3000円超と値が張りはしますがHMVさんで取り扱っていたのですが、現在は取り扱っていない模様
タワレコさんでは、今のところジャケ画こそありはすれど、きっと入荷は無理でしょう タワレコさんって廃盤情報に結構疎いですしね

私は幸運にも、またまたメタルクイーンさんで入手しました、680円で(・∀・)しかも美品♪♪
どうやら私が買った一枚でラストだった模様です、ニヒヒ(´∀`*)
もうメタルクイーン信者ですわ

Paradox
満足度:★★★★☆(5点満点中4点)

ジャケが非常に宗教的 っつかこれ教会の内装でしょうに、って話です
国内盤だと、磔にされたキリストっぽいものの輪郭が線で描かれているのですが、輸入盤ですとその部分がどうやら存在していない模様
やはり海外の方が宗教には敏感だから、敢えて磔部分を除いたのではないか、とか勝手に推測したりして利きジャケしてしまいました
ちなみに掲載画像は海外盤です 写りの良い国内盤が転がってなかったので…

実は、本作が私にとってRoyal Hunt初体験だったり
きっと、他の作品を聴くことは当面ないと思いますが、聴くとしたら『Baper Blood』でしたっけ?ゴールデンなマッチョマンが描かれている作品ですね あれを聴こうと思います

Paradox 曲名


まず宗教的感覚が一切ないので、きっと感激具合は4分の3程度に減ぜられてしまっているのかもしれないですね
わかんないですものね、ジャパニーズ相手にキリスト云々講じられたって 感覚や観念がほぼ皆無なんですもの

約50分― 私的なポイントであるトータルでの「長さ」は問題なし
全曲繋がりがあるため、暴論かもしれませんが、全て通して1曲みたいな印象も若干
全編に漂う張り詰めた緊張感、これでもかと言うくらいに練り上げられた緻密過ぎる展開、軽く聴き流せるような作品ではないことは間違いないです

なんと言いますか、いわゆる北欧っぽい様式美に多少プログレッシヴな味付けを施したような感じもあって、なかなか飽きがこない

客観的に一歩引いてみてみると、もしかしたらヴォーカルは好みが分かれるところかもしれない…
基本的にはDream Theaterっぽいところもあるのですが、それよりも2段階ぐらい低音か
この歌唱をプラスに受け止められるかマイナスに受け止めてしまうか、ここは大きな分かれ目ではないかと

もっとも、私は免疫・耐性があるため問題なく良いと思えました
比較対象としては不適切かもしれないですけれど、Blind Gurdianよりは取っ付き易い気がします(笑
あくまで私の主観ですが

なんと言うか、個々の曲での判断が非常に難しい
ミドル主体ですが飽きが来ない
どの曲にも見せ場らしきものがちらほら… うぅむ絶妙

荘厳 厳粛 壮大 等といった表現ではお粗末な気がしてしまう、良い意味で敷居の高い作品だと思います


=なぉ=


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TAG : Royal Hunt Paradox

Halford『Resurrection』

00年作― Judas Priest脱退から約8年後に発表されたメタルの王道的なテイストがふんだんに盛り込まれた快作
空白(空白と言うには失礼過ぎますが)の8年間、何やらインダストリアルっぽいこともやっていたらしいです、我らがスーパーゲイ・ロブ様

今でこそヘヴィ・メタルの金字塔、そしてJP最高傑作と名高い『Painkiller』ですが、発表時は「狙いすぎの原点回帰」とかなんだとか叩かれたりしたらしく、セールス的にも奮わなかった模様
また、PTA関係から「JPの音楽は教育上イクナイ!!」とバッシングにあったとかなんだとか
どうなんでしょうね、そのあたりは私はメタルっ子じゃなかったので、後付知識に過ぎないのですが…

まぁ、JP脱退においては、色々なことを試してみたいというロブの欲求も大きく作用したんじゃないですかねー(若干投げやり発言)
Panteraにひどくショックを受けた、とか後々語ってますし

Resurrection
満足度:★★★★☆(5点満点中4点)

まず、こういうジャケはどうかと思います(笑
「誰の作品か」はストレートに伝わってきますけれど、それ以外の褒めように困ります(苦笑
「スキンヘッドのゲイがハーレー!!」
当然一般ウケが良いわけもないだろうし、アートとしての片鱗さえ見当たらない(笑

私はこれをメタルクイーン様で入手しました
中古で美品、そして限定盤仕様で1080円
中古とは思えない美品っぷりと発売年数から考えたらかなりお得な買物でしたね♪

が、欠点がありました
入らないのです、私のCD収納ケースに(;´Д`)
ちなみに、私は現在無印良品さんのものを愛用
手頃な値段で使い勝手もよく、ジャケを魅せることができるので気に入っています
おかげで、紙ジャケ等と一緒に仲良く別収納行きですわー


Resurrection 曲名


一言で言うと、メタルの王道を行った作品といったところでしょうか
やっぱりスーパーゲイは伊達じゃない、と言うことを圧倒的に魅せ付けてくれます
まず私は「Made In Hell」のイントロに度肝を抜かれました 気持ちの良い重厚疾走です
ただ、強いてならヴォーカルの抑揚に欠けるか
やはり年齢が年齢ですからね、仕方ないでしょう
とは言え、超絶スクリームを聴くことができる曲もバッチリ収録されていますが

ミドルな「Locked and Loaded」「Night Fall」もたまらない
『Angel Of Retribution』へと通ずるのであろうアプローチを聴くことができます

「Silent Screams」はこの作品唯一の大作
5〜6分台の曲が他にないにもかかわらずこの曲だけ7分台
まるで「俺は疲れきった戦士だ、しかし心の灯火は消えてないぜ!」とでも主張するかのような序盤から、3分台後半からのアグレッシブなパートへの変調がとても良いです その部分だけならば、極めてMegadethっぽい(笑
そして再び前半と同様のパートへ… 壮絶な、ゲイです

そしてなんと言っても「Cyber World」が熱い
歌詞の中身は、皆無でしょう…(笑
ロブ様お得意の「音の響きがカッコよい単語を組み合わせてみました」という雰囲気ありあり
だが、それが良いのです

捉えようによっては後半多少だれたような印象がありますね
ヘヴィ・ロック勢から吸収してきたものを吐き出しているような曲が続きます
特に、個人的見解ですと『Issues』期のKornあたりに近い雰囲気だと思います
「Slow Down」「Twist」そこら辺はまさにそんな感じ

全体としましては、やはりゲイすげぇな、といったところです

そういえば、来年あたりにJPで新作を出すようなことを聞いたような聞かないような…
まぁ… そうなったら、買わざるをえないか…(笑



=なぉ=


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TAG : Halford

Megadeth『Risk』

99年作― 一般的にMegadeth史上最大の問題作と言われる続けている作品
今までの作品に比べると明らかにポップで、「マーティが勿体無い」などとよく言われています

Risk 旧ジャケ
満足度:★★★★☆(5点満点中4点)

04年にムステインによるリマスター、と言うよりもリミックスといった方が正しいような曲いじりが行われたらしいです
私が所持するのはリミックス前のもの、つまり完全なオリジナル版

Megadethの諸作品のリマスター(リミックス笑)にあたっては、圧倒的に音質が改善されているためなかなか評判が良いのですが、この作品だけは例外で悪評高い
何やら、「"Megadeth"に必要のない音は全てカットしてしまおう」というコンセプトのもと、某曲のイントロのヴァイオリンを全カットしてしまったり、ディスコビートが取り入れられた某曲のその部分を取り除きいてしまったということ― もはや、リマではないっすね笑


Risk
で、コチラが新ジャケ

ジャケにあたっては、新ジャケの方が良い感じだと思います

そういえば、本作にはMegadethというバンドのシンボルマーク的なスカルが見当たりません
新作『United Abomination』には歌詞カードにそれらしきものが描かれていましたので、Megadethで唯一スカル無しの作品、ということになるのでしょうか
新たなファンを獲得したいがために、どうしてもハードなイメージの強いスカルを封印し、ヘヴィ・ロックのリスナーにもアプローチできるようにしたような印象を受けますね、全体的な音作りの面から見ても

Risk 曲名

まず言ってしまうと、私この作品かなり好きかも知れない(笑
実際聴いてみると確かに問題作ではあるだろうと思います、Megadethの歴史的に見た場合、Megadethに求める音・世界観ではないような気がします
しかし、これが諸ヘヴィ・ロック勢による作品だったならば、オルタナ系の諸バンドによる作品だったならば、かなり評価の高いものになったのではないか、と勝手に買い被っております(笑

確かに「マーティが勿体無い」といわれると、否定はできないです
オリエンタルなテイストを含んだ彼独特のギターがあまり見られないですし、マーティにそれを求める方にとっては、致命的かもしれないです
とは言え、マーティは卓越したポップセンスを持ったギタリストですので、なんだかんだでマーティ抜きには作りえなかった、というよりマーティの趣味が爆発したかのようなRiskyな作品だと思うのです

リスク― まさにこの作品そのものを的確に言い表した表現です
まぁ、結果だけを言えば「ハイリスク・ローリターン」でバンドは実質崩壊してしまうわけですが(苦笑

しかし、私はこの作品が好きです
Megadethの収集過程において、一番最後に本作に手を出したということもそう思う一因たり得ているのかもしれないですが…
ポップ、本当ポップだと思います
しかし、「このようなこともできる」と捉えると、特にムス大佐の能力には感服します

私のイチオシは「I'll Be There」
この曲はかなり良ポップス(笑)で、泣けます 良いわぁ

「Prince of Darkness」も良いです
なんかMegadethならではのおどろおどろしい雰囲気をもっていてGood
この曲は最新のベスト盤にも収録されていますが、この曲に限ってはベスト盤収録版、つまりはほぼリミックス版の方が良いかも知れないです



悪評高い本作ですが、そうですね、『Youthanasia』あたりと同等レベルで聴く価値はあるのではないかと思います
少なくとも『The World Needs A Hero』を聴くよりは、本作を聴いた方がよっぽど得るものが大きいと思います(笑

差し詰め、Queenでいう『Hot Space』的な作品、そう解釈して差支えがない作品だと思います

クオリティはかなり高いです


余談ですが、Megadethの国内盤のCCCDって苛々しますよね
私が所持している『Rust In Peace』『Peace Sells』が残念ながら国内盤CCCD…
購入時、CCCD以外で出回ってなかったので渋々買ったのですが、PCに音源を突っ込めないだけで不便極まりない
その他の作品は、リマ盤でも輸入盤∧非CCCD盤のちょこっと高いやつで集めましたが、上述2作品だけは未だ心残りでならないのです
しかも、作品が作品でMegadethの2大筆頭ですしねぇ(笑
いつか、買い直したいなぁ



=なぉ=


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TAG : Megadeth

Judas Priest『Angel Of Retribution』

05年作― メタルゴッドによる現時点での最新作
発売当時、まさかロブが復帰するとは思ってもなかったので個人的に嬉しい限りでした
往年のバンドだけに、どうしても内容的にはそこまで期待はするべきじゃないかなーと思いつつも、某B誌(笑)の評価が異様に高かったので釣られてGet!!あははは

ちなみに、以下は私が過去に書いたレヴュを編集したものです
やはり記事書き溜めはキツイんで再利用であります(笑

Angel Of Retribution

満足度:★★★★☆(5点満点中4点)


ロブ・ハルフォードが在籍した最後のアルバム『Painkiller』以来14年ぶりとなる黄金のメンバーが揃い踏みした作品ですね

まず注目すべきはそのジャケット
まさに、「メタルゴッド=JP」を表現していると捉えることの出来る、雄雄しく、猛々しい破壊神の姿が印象的
決して、「救いの神」なんていう甘っちょろい神ではなく、その風貌・表情からは「報いの神」という印象ですね

この作品、JPの存在を知った私が、『Painkiller』に続いて購入した作品なんですよね
まぁ結局後々一通り収集を完了してしまうわけなんですけどね

Angel Of Retribution 曲名


正直、『Painkiller』があまりにも素晴らしかったため、本作に対する第1印象としてはイマイチ
スロウ・ミディアムテンポの曲が多く、スラッシュ的要素の強かった『Painkiller』に比べると「勢い」に欠けるなぁ、と

しかし、聴き込むにつれてだんだんと良さが分かってきたかな、と

批判的に捉えれば正直限りのない本作ですが、この様な作品をただけなすにはあまりに勿体無さ過ぎるかなーと思うわけで
年齢的にロブに昔のような高音を期待するのはまず無理がありますしね

もっともドラムの音はちょっと弱いかなー
もうちょっと張りのある音にしても面白かったのではないかと思う


『Painkiller』などの諸名盤と比較するとどうしても見劣りしてしまう感は否めないですね

しかし、『Painkiller』などとは全く異質な、現代JP、すなわち往年のバンドによる現代HMのなんたるかを垣間見ることの出来る素晴らしい作品ではないかとも思うわけで

個人的に「Hellrider」「Lochness」がお気に入りです

「Hellrider」はまさに架空の生物名を冠する彼らの常套手段
「Painkiller」や「Hellion」と同系統なネーミング
ソロ部分の絡み合うツインギターはJP史上でも類を見ないほど凄まじい出来栄えだと思います 主観ですけど

「Lochness」はかつてのJPからみたら全く新しいアプローチをした曲で、13分にも及ぶ大作
重厚― 悲壮感さえ漂う曲調です
闘いに疲れながらも、それでもなおその「闘い」の場に身を置かなければ生きてはいけないのだ、とでも言わんばかりの哀愁
ここまでのキャリアを積んだからこそ表現できる境地なんだろうなぁ


ぶっちゃけますと、中弛みしてます(笑
もうちょっと中盤に疾走曲を配してくれたら良かったのになーと思いますが、全体としてみるとこれはこれで良かったのかな、と思います

往年のゲイは伊達ではありませんね

(記:6/8夜)


=なぉ=


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Celtic Frost『To Mega Therion』

85年作― スイス産、サタニックスラッシュと評される彼らの2作目

To Mega Therion

満足度;★★★☆☆(5点満点中3点)

まず、ジャケがとんでもない
エイリアンでお馴染み(?)のH.R.ギーガー氏によるアートワークらしい

サタニックな香りがプンプン香ってくるジャケです
正直、分けが分からないです(笑
キリストを杭で射抜こうとしてますね、それはわかります
しかし、後の触手っぽいものに顔をつけました、みたいな物体はなんなのでしょう
尻尾、ですか?? とにもかくにも、ギーガー氏は悪魔に対してこういうイメージを抱いていたんでしょうね


To Mega Therion 曲名


まず一言―
「スイス産」で正しいのでしょうか、と
スイスといったら福祉国家の最高水準でアルプスの少女っぽい、ヨーデルを口ずさんでいるかのようなイメージが先行していましたが、打ち壊されました

冒頭から既におどろおどろしいです

大胆にオーケストラを起用したあたりとこのおどろおどろしさが後のブラックメタルの発展に一役買ったのは言うまでもないでしょう

「悪のテーマ」な雰囲気丸出しの、悪賛歌です

しかし、一応「スラッシュ」に分類されているようですけれどもスピード感はあまりありません
全体的にミドルテンポなので、疾走系を求めて聴くと大いに火傷する可能性が無きにしも非ずです
私は、火傷しましたヨ(笑

第一印象では、M1〜M2の流れ以外に突出して目立った曲がないと感じました
強いてあげるならば、後にObituaryもカヴァーした「Circle Of Tyrant」でしょうか
ハッキリ言って、Obituaryのカヴァーを聴いた後に聴くと、パワー不足は否めません
多少の物足りなさを感じてしまうのは如何ともし難いところです


全体として、一聴しただけではわかりにくいです
私自身も入手後数年を経て、やっと何かつかみかけてきたかもしれない、という感じです

閉塞感のあるメロディが、邪悪な世界観を構築しています
寒々しいリフと軽めのドラムが、どこか荒涼とした雰囲気を出しています
そして何より、低音「ウッ!!」と発せられる声が素晴らしいです

ここまで「ウッ!!」が目立ってしまうと、もはや何もいえません



確かに、カッコイイです
そして後世に大きな影響を与えたという意味で、今でも支持され続けている作品です
しかし、確かにカッコイイのですが、深い部分まではまり込むことを許してくれない、私にとってはそんな作品

きっと定期的に聴いたり、他のサタニック系統を聴き比べてみることでようやく良さがわかるのだろうなぁ…


そう考えて、サタニック系の作品の品定めをする私です


=なぉ=

テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

TAG : Celtic Frost

Manowar『Kings Of Metal』

88年作― 漢メタルのひとつの究極系です

Kings Of Metal

満足度;★★★★★(満点)

恐れ多くて、中途半端に「4点」なぞつけれないです(笑
(ただ、本心としては4.5点くらいかな)

まず、ジャケが変です
なんか剣を持ったマッチョが中央に突っ立ってます
たったそれだけ、それだけのはずなのに既に何かが変なのです

聴く前から「こいつはやり過ぎなニオイがプンプンしやがるぜっ!!」と思わしめるに十分の変加減

その予感は冒頭から見事に的中しましたが(笑


Kings Of Metal 曲名


一言で言うなら、「やり過ぎ」(笑
「やり過ぎ」て何か一線を越えてしまっています

「Wheels Of Fire」からして尋常じゃないです
「あれ・・・? スラッシュをおかしく捉えちゃったのかな?笑」みたいな
ヘヴィに疾走でノリノリ― 変なんです、とにかく

変、変なのに、変なはずなのに気が付くと引き込まれています


Kings Of Metal」なんてもうおかしくてケタケタ笑ってしまいます
自画自賛ソングですからね、ぶっちゃけ(笑
マスターベーション以外の何ものでもないのですが、まさに「お約束」的でたまらない
「他のバンドは演るんだ、でも俺達は殺るんだ!!」ってどれだけ気合入りすぎてるんですか、と

続く「Heart Of Steel」はパワーバラード
ピアノがとても美しい 目が潤みます Manowarなのに(笑

で、目を潤ませたかと思うと、続く「Sting of the Bumblebee」ではジョーイ閣下のド変態っぷりが炸裂
尋常じゃないです、このベース捌き


その後も「ヘヴィメタルとは何ぞや?」という問いに的確に応えてくれる曲が続きます
変態的に「アァァァ〜ン」という声入ったりする曲もありますので、音量には注意して聴きましょう


そして迎える「Hail And Kill」!!
これです、これなのです、メタルに求める高揚感の極みというものは
見た方が早いので、ライブですけれど↓↓でどうぞ




完璧
期待通り・お約束的な曲展開っぷりに顔がにやけてしまいます


ラスト「Blood of the Kings」では改めてド変態っぷりを確認させられます


聴き終えてまず感じたのは、「これだからメタルはバカにされるんだよな」ということです、良い意味で
全体を通して男汁垂れ流しまくり、どこまで本気でどこまでがギャグなのか全く見境がつきませんが、メタラーであればとにかく激昂間違いなし
(一応最近のしか聴きなれていない方には刺激が強すぎるかもしれない、と留保しておきますが)

熱くなりすぎたので(熱くなって然るべき作品ですが)、冷静にみてみると曲自体バラエティに富んでいます
疾走・重さ・美しさ・1曲1曲の展開・そしてアルバムトータルとしての展開、素晴らしいです


素晴らしすぎてどっかいっちゃってますけれどね(笑

とにかく、黙って聴くべき名盤のひとつです


=なぉ=

テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

TAG : Manowar Kings Of Metal

Testament『The Legacy』

ベイエリアスラッシュ、Testamentの87年デビュー作
四天王よりも、ある意味遥かに刺激的な作品です

The Legacy

満足度;★★★★☆(5点満点中4点)


最近気が付いたんですけれど、実は私スラッシュってあまり得意ではないかもしれないのです
決して「嫌い」とか言う意味ではなく、作品を理解するまでに要する時間が結構掛かるというか

偏見・肩書もあってスラッシュ四天王に関しては全く抵抗なくすんなりと馴染めるのですが、どうもその他のスラッシュはどうも…
さらに「スラッシュ」系な音楽性であってアルバムトータル時間が長いと、個人的にはもう「うひゃ〜(汗)、疲れる…」と感じてしまうのです

とまぁスラッシュに対して愚痴りましたけれども、さてこの作品です

The Legacy曲名


割とすんなりと馴染むことができましたね、こんな私でも(笑

アグレッシブかつメロディアス、癖があるんだけれどもありすぎず…

1stということもあって荒削りな印象は否めないのですが、かなりバランスのとれた作品だと思います


「Over The Wall」から始まる冒頭3曲がまず圧巻
ザクザクしたリフ・ソロが耳にこびりつきます

「C.O.T.L.O.D」での吐き捨てるようなヴォーカルも、またたまらない


そして何よりも個人的には「First Strike Still Deadly」がツボにはまりました
何より曲名がカッコよすぎではありませんか?(笑
デス声寸前の絶叫、ザクザクしたメロディ、突進してくるようなドラム、そして何よりもソロでのツインの絡みが素晴らしい


得意ではないといいつつも、ハマる時はガツンとくるので、スラッシュもやめられないんですよねぇ…(笑



強いてなら、音質はイマイチです
再録盤の『First Strike Still Deadly』(1st 2ndからの選曲)で聴いた方が、音圧などは遥かに良いかと思います

とは言え、非リマスターのこの荒々しさが私はいいのではないか、とも思うのですが(笑


=なぉ=

テーマ : HR/HM - ジャンル : 音楽

TAG : Testament The Legacy