2007-05-29(Tue)
Emperor『In The Nightside Eclipse』
94年作― 闇の帝王の1stフル

満足度:★★★★★(満点)
私は先に2nd『Anthems to the Welkin at Dusk』を結構前に入手していましたが、(こんなことを言うとヌッ殺されそうですが)そこまでハマり込めなかったのです
元々、シンフォ系があまり…、というのと、ヴォーカルがブラックにしては普通声多用型、なんというか知的過ぎてしまった印象を感じてしまったのが原因かと…
とは言え、さすがにレベルが半端じゃなく高いので気に入っていると言えば気に入っているのですが、毎日聴いたりリピートして聴く、となると「う~ん…」な感じだったわけです
しかし、名盤収集癖がある私なので好きか嫌いかはさておき、「持っておこうかなぁ…」と思ってゲットしたわけです
『Anthems~』で凄さは十分に分かってはいましたので
しかし、実際聴いてみるとこれはなんということか…
2ndよりもはるかにしっぽりハマってしまったわけです
何より、ヴォーカルの声が良い!! 高音絶叫型で、冗談抜きのダニ・フィルスのようだ(って、オイ・・・)
この作品の発表時彼らは若干17歳だったとか
作詞は既に15歳の時にしていたとか
本当、恐るべしです
それに比べて私ときたら、どれだけ無能なんだと思い知らされます

全曲、必聴
全曲、冷気を放っています まさに、ジャケットの色のような音楽
私自身は、リフもさることながらキーボードがたまらなく良い味を出していると感じました
乱れ打ち刻まれる冷たいドラムとリフを包みこむような感じです
だからこそ、ここまでの妖気を放ち、そして悪魔的なんだろうなぁ、と感じました
2ndにおいても感じたのですが、Emperorにおけるキーボードは、他のバンドとは一線を画しており、ただのアクセントに留まっていないと思います
余談ですが、ファストブラックの雄Mardukは、いちいち作品に「俺達はキーボードは使わない」とか言っていましたが、そういう問題ではないということを思い知らされる作品です
Marduk的には、「Key.=惰弱」なイメージなのでしょうけれど、それが見当違いということは、この作品を聴けば分かるはず
(もっとも、Mardukの美学にも敬服はいたしますが、ね…)
どこまでも広がる殺伐・荒涼とした絶対零度の世界、希望など皆無
目の前は猛吹雪で、もはや先が見えないのです
そんな世界をあてもなく彷徨わせられるようです
それでいて暴虐でもあるのですから、まさに地獄絵図
2ndよりも、はるかにブラック臭が強いと思います
また、ボナトラも良いです
個人的にはBathoryのカヴァーの「Dies Irae」がたまらないですね
原曲に忠実ですが、ばっちりEmperorっぽくなっていると思います
(非リマスター盤では音質が悪いとかで不評だったらしいですけれど…)
「とてもすごい」ことは一聴で分かれども、もっともっと聴き込むにつれて更に奥が見えてきそうな作品です
兎にも角にも、末永く楽しめること間違いなしの名盤ですね
=なぉ=
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満足度:★★★★★(満点)
私は先に2nd『Anthems to the Welkin at Dusk』を結構前に入手していましたが、(こんなことを言うとヌッ殺されそうですが)そこまでハマり込めなかったのです
元々、シンフォ系があまり…、というのと、ヴォーカルがブラックにしては普通声多用型、なんというか知的過ぎてしまった印象を感じてしまったのが原因かと…
とは言え、さすがにレベルが半端じゃなく高いので気に入っていると言えば気に入っているのですが、毎日聴いたりリピートして聴く、となると「う~ん…」な感じだったわけです
しかし、名盤収集癖がある私なので好きか嫌いかはさておき、「持っておこうかなぁ…」と思ってゲットしたわけです
『Anthems~』で凄さは十分に分かってはいましたので
しかし、実際聴いてみるとこれはなんということか…
2ndよりもはるかにしっぽりハマってしまったわけです
何より、ヴォーカルの声が良い!! 高音絶叫型で、冗談抜きのダニ・フィルスのようだ(って、オイ・・・)
この作品の発表時彼らは若干17歳だったとか
作詞は既に15歳の時にしていたとか
本当、恐るべしです
それに比べて私ときたら、どれだけ無能なんだと思い知らされます

全曲、必聴
全曲、冷気を放っています まさに、ジャケットの色のような音楽
私自身は、リフもさることながらキーボードがたまらなく良い味を出していると感じました
乱れ打ち刻まれる冷たいドラムとリフを包みこむような感じです
だからこそ、ここまでの妖気を放ち、そして悪魔的なんだろうなぁ、と感じました
2ndにおいても感じたのですが、Emperorにおけるキーボードは、他のバンドとは一線を画しており、ただのアクセントに留まっていないと思います
余談ですが、ファストブラックの雄Mardukは、いちいち作品に「俺達はキーボードは使わない」とか言っていましたが、そういう問題ではないということを思い知らされる作品です
Marduk的には、「Key.=惰弱」なイメージなのでしょうけれど、それが見当違いということは、この作品を聴けば分かるはず
(もっとも、Mardukの美学にも敬服はいたしますが、ね…)
どこまでも広がる殺伐・荒涼とした絶対零度の世界、希望など皆無
目の前は猛吹雪で、もはや先が見えないのです
そんな世界をあてもなく彷徨わせられるようです
それでいて暴虐でもあるのですから、まさに地獄絵図
2ndよりも、はるかにブラック臭が強いと思います
また、ボナトラも良いです
個人的にはBathoryのカヴァーの「Dies Irae」がたまらないですね
原曲に忠実ですが、ばっちりEmperorっぽくなっていると思います
(非リマスター盤では音質が悪いとかで不評だったらしいですけれど…)
「とてもすごい」ことは一聴で分かれども、もっともっと聴き込むにつれて更に奥が見えてきそうな作品です
兎にも角にも、末永く楽しめること間違いなしの名盤ですね
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