2009-01-17(Sat)
桜井のりお『みつどもえ』(6)
満足度 : ★★★★★(満点)
三つ子姉妹とそのクラスメイトらの暴走ギャグ、続刊。
1話完結型のギャグモノとしては珍しく、6巻に突入したにもかかわらず面白さは加速。
描写・台詞の表現レベルも巻を重ねるごとに上昇。1コマの完成度が非常に高いものとなっている。
個人的にはキャラの肉感的描写の巧さには息を飲むばかり。1巻と比べて“ムチムチ感”が満ち溢れてる。
多少話の落とし所に難はあるが、それを補って余りあるギャグの嵐。
各キャラの個性が完全に確立されたこともあってか、どのような場面でどのキャラを用いるのが効果的かを作者が意識しているようにも感じる。
基本的には最低で最高なギャグを繰り広げるが、要所要所に描かれる姉妹愛・友情の描写が素晴らしいため、ただでさえハイクオリティな作品であるにも関わらずそれ以上の作品たらしめている。
私は1ページ目から腹筋崩壊させられました。あまりの勢い・粋の良さには脱帽。
続刊はまだまだ先になるだろうが、大いに期待したいところ。
無論、リピート読み耐性も十分で、なかなか飽きのこない仕上がりであるかと。
=なぉ=
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