2008-11-12(Wed)
あかりりゅりゅ羽『らき☆すた ポケットとらべら~ず』

満足度 : ★★★★☆(4.5/5.0)
『らき☆すた』のアンソロジー系で、200ページ超にも及ぶひとつの長編ストーリー。
大雑把にはこなた達4人がフィギュアの“呪い”のようなものにかかってしまい、体が小さくなってしまうという話。とはいっても、シリアスになり過ぎることもなければネタ過剰となるわけでもなく、その辺の匙加減は絶妙。そして、何よりも話の持って行き方がうまい。
各キャラクターの個性が原作に忠実であるため、原作が好きな方は間違いなく安心して読めるかと。
また、原作のキャラを知っていたほうが楽しめることは間違いないけれども、一貫したストーリーが展開されているのでこの一冊から導入しても特に問題はないかと。
絵の方も、原作そのものに抵抗感がない方であれば間違いなく受け入れることが出来ると思います。
装丁こそ敷居が高いですけれども、内容に関しては素直に素晴らしい。
作中の台詞を引用させていただくならば、「当たり前のことを当たり前にできるのはとても大切なこと」ということを感じさせてくれる一冊。
強いてならば、こなたをフリーダムにし過ぎたあたりは残念か。
=なぉ=
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