2008-11-07(Fri)
岩本ナオ『雨無村役場産業課兼観光係』

満足度 : ★★★★☆ (4.5/5.0)
地方役場事情について大雑把に分かる、想像以上の優れもの。
東京の大学を卒業後、高校生以上の“若者”が2人しかいないという地方の役場で働くことを決めた主人公。
Uターンということで、東京で出来た彼女にはついていけないと振られていたところから物語は始まるが、基本的には役場事情及び地方の四季風景、そして主人公周縁の“私情”に即して話は進行。
印象に残ったシーンは、勤め始めて半年ほどで、元カノと大学時代の仲の良かった友人の結婚式への招待状が届く辺り。
そこをドロドロさせずに、爽やかにさらりと描き切ったあたりが非常に巧く、感心させられました。
絵的には若干『のだめ~』寄りで、BL要素がちょっぴりあるので、その辺りは好みが分かれるところかと思われます。
農業・地域振興政策を絡めた地方事情、そして地方役場事情にある程度精通していなければ描けないであろう内容なので、「地方事情を大雑把に知りたければ取り敢えずこれを読めば良い」と薦められる好作。
しかし、年3回しか発行していない雑誌の連載というのが非常に惜しいところ。
=なぉ=
東京の大学を卒業後、高校生以上の“若者”が2人しかいないという地方の役場で働くことを決めた主人公。
Uターンということで、東京で出来た彼女にはついていけないと振られていたところから物語は始まるが、基本的には役場事情及び地方の四季風景、そして主人公周縁の“私情”に即して話は進行。
印象に残ったシーンは、勤め始めて半年ほどで、元カノと大学時代の仲の良かった友人の結婚式への招待状が届く辺り。
そこをドロドロさせずに、爽やかにさらりと描き切ったあたりが非常に巧く、感心させられました。
絵的には若干『のだめ~』寄りで、BL要素がちょっぴりあるので、その辺りは好みが分かれるところかと思われます。
農業・地域振興政策を絡めた地方事情、そして地方役場事情にある程度精通していなければ描けないであろう内容なので、「地方事情を大雑把に知りたければ取り敢えずこれを読めば良い」と薦められる好作。
しかし、年3回しか発行していない雑誌の連載というのが非常に惜しいところ。
=なぉ=
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tag : 漫画