2008-09-08(Mon)
Kiss 『地獄烈伝』
08'年発表、全曲新録によるベスト盤。

満足度 : ★★★☆(5点満点中3.5点)
お気に入り : M11 「Forever」

満足度 : ★★★☆(5点満点中3.5点)
お気に入り : M11 「Forever」
<収録曲>
1. DEUCE
2. DETROIT ROCK CITY
3. SHOUT IT OUT LOUD
4. HOTTER THAN HELL
5. CALLING DR.LOVE
6. LOVE GUN
7. I WAS MADE FOR LOVIN' YOU
8. HEAVEN'S ON FIRE
9. LICK IT UP
10. I LOVE IT LOUD
11. FOREVER
12. CHRISTINE SIXTEEN
13. DO YOU LOVE ME
14. BLACK DIAMOND
15. ROCK AND ROLL ALL NITE
現行メンバー(ポール、ジーン、トミー・セイヤー、エリック・シンガー)による新録ベスト。
「新作を作る予定は一切ない」と公言していたポールとジーンだったので、再録をしただけでも大きな一歩だったということでしょうか。
選曲は主に70年代から。
音に厚みが増した分、曲に重みが加わり原曲よりもスロウリーに聞こえる印象。
数回聴いた程度ですと違和感を拭い去ることは難しいかもしれませんが、聴き込むにつれて特に問題なく聴けるようになってきます。
オリジナルに忠実に再演しているため、大きな変化を期待していると肩透かしは食らってしまいますが、十二分に楽しめる分量であるので満足できると思います。
また、年齢を考慮した際におけるポールとジーンの声量には関心せざるをえません。
確かに、ポールはかすれ声が目立ってしまう面もありますけれども、それを補って曲に対して感情を込めることが出来ているのかな、という印象。そういった意味で、「Forver」は原曲以上の出来かもしれません。
KISS入門盤としては及第点ではありますが、入門とするならば『Very Best Of Kiss』や『Gold』、70年代に特化しますが『Double Platinum』の方が使い勝手が良いかもしれません。
強いてならば、エースやピーターの在籍時の曲はどうしようもないとしても、80年代以降の曲はもう少し自由にやってみても良かったのではないかな、と思います。
私自身は事実上のオリジナルアルバムであることを期待して、音圧や速度的な意味で『Pdycho Circus』風味になることを少し期待し過ぎていたので若干がっかりしました。
しかし、それらを差し引いてもなお楽しめる良盤であることには変わりありませんので、KISSに触れてみようかと思う方や、過去の音と比較して楽しみたい方には是非ともおすすめ。
評価こそくすぶった点数をつけてしまっていますが、私自身の好みの補正を加えるとすれば「4.0」くらいには跳ね上がります。
惜しむべきは、帯やライナーノーツが『デトロイト・メタル・シティ』に感化され過ぎているという点。
盤に対して度を越した干渉かな、という点においては残念ながらマイナス要素。
ちなみに、初回限定盤はDVD付でライブ映像が収録されていますけれども、映像があまりよろしくないのであくまでもおまけです。おまけにしては十分楽しめるかな、程度と考えてくだされば幸いです。
なお、オンライン上では初回盤は既に枯渇しはじていますので入手したい方は店頭をまわってみてください。
=なぉ=
1. DEUCE
2. DETROIT ROCK CITY
3. SHOUT IT OUT LOUD
4. HOTTER THAN HELL
5. CALLING DR.LOVE
6. LOVE GUN
7. I WAS MADE FOR LOVIN' YOU
8. HEAVEN'S ON FIRE
9. LICK IT UP
10. I LOVE IT LOUD
11. FOREVER
12. CHRISTINE SIXTEEN
13. DO YOU LOVE ME
14. BLACK DIAMOND
15. ROCK AND ROLL ALL NITE
現行メンバー(ポール、ジーン、トミー・セイヤー、エリック・シンガー)による新録ベスト。
「新作を作る予定は一切ない」と公言していたポールとジーンだったので、再録をしただけでも大きな一歩だったということでしょうか。
選曲は主に70年代から。
音に厚みが増した分、曲に重みが加わり原曲よりもスロウリーに聞こえる印象。
数回聴いた程度ですと違和感を拭い去ることは難しいかもしれませんが、聴き込むにつれて特に問題なく聴けるようになってきます。
オリジナルに忠実に再演しているため、大きな変化を期待していると肩透かしは食らってしまいますが、十二分に楽しめる分量であるので満足できると思います。
また、年齢を考慮した際におけるポールとジーンの声量には関心せざるをえません。
確かに、ポールはかすれ声が目立ってしまう面もありますけれども、それを補って曲に対して感情を込めることが出来ているのかな、という印象。そういった意味で、「Forver」は原曲以上の出来かもしれません。
KISS入門盤としては及第点ではありますが、入門とするならば『Very Best Of Kiss』や『Gold』、70年代に特化しますが『Double Platinum』の方が使い勝手が良いかもしれません。
強いてならば、エースやピーターの在籍時の曲はどうしようもないとしても、80年代以降の曲はもう少し自由にやってみても良かったのではないかな、と思います。
私自身は事実上のオリジナルアルバムであることを期待して、音圧や速度的な意味で『Pdycho Circus』風味になることを少し期待し過ぎていたので若干がっかりしました。
しかし、それらを差し引いてもなお楽しめる良盤であることには変わりありませんので、KISSに触れてみようかと思う方や、過去の音と比較して楽しみたい方には是非ともおすすめ。
評価こそくすぶった点数をつけてしまっていますが、私自身の好みの補正を加えるとすれば「4.0」くらいには跳ね上がります。
惜しむべきは、帯やライナーノーツが『デトロイト・メタル・シティ』に感化され過ぎているという点。
盤に対して度を越した干渉かな、という点においては残念ながらマイナス要素。
ちなみに、初回限定盤はDVD付でライブ映像が収録されていますけれども、映像があまりよろしくないのであくまでもおまけです。おまけにしては十分楽しめるかな、程度と考えてくだされば幸いです。
なお、オンライン上では初回盤は既に枯渇しはじていますので入手したい方は店頭をまわってみてください。
=なぉ=
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tag : Kiss