2007-07-21(Sat)
W.A.S.P.『The Crimson Idol』
92年作― ブラッキー・ローレス率いる米国産の5th
ロックスターになった少年の生涯を描いたコンセプト作
現在は二枚組み仕様で発売されており、二枚目には未発表やシングルのB面曲、ライヴテイクが収録されており、まさにヴォリューム満点

満足度:★★★★☆(5点満点中4点)
※曲ごとの評価の掲載は敢えて割愛―
曲数が多いと、どうしても掲載上不都合が生じるためです
名義上はW.A.S.P.ですが、フロントマンであるブラッキーの実質的ソロと言っても過言ではないみたいですね
コンセプトアルバムと銘打たれてはいますけれども、それを感じさせないほどに個々の曲が実に良いです
コンセプトというと『Operation:Mindcrime』がまず思い浮かぶのですが、スピード感と良い意味での荒削りな感じはこの作品の方がはるかに上ではないかと思います
本編は70分オーバーと、多少長過ぎる感が個人的には唯一の欠点かと思いますが、その長さをあまり感じさせない展開なのがとても素晴らしいです
1曲1曲が生き生きしているといいますか、躍動感が並ではないが故に成せる世界観なのでしょうか
しかし、欠点を敢えて挙げるとすれば、上述の躍動感を生み出す上で大きく作用していることは間違いないのですが、ドラムの手数の多さとワンパターン加減でしょうか…
この手数の多さが逆にクドく感じてしまう面も無きにしも非ずなのが残念なところ 多少ワンパターン気味なのがその点を更に助長してしまうのが本当に惜しい…! それ以外は本当に素晴らしいです
また、先に突っ込みを入れておくと、3曲目の「Arena of Pleasure」のイントロは、もろにDioサバスの「Die Young」に他ならないと思います 「うわっ、やり過ぎ!笑」だと思いましたが、これはこれで面白いかな笑
初期ワスプって、過激なLAメタルという印象があるのですが、本作は初期のようなバカっぽさはないです
タイトに引き締められた正統派ヘヴィ・メタルの様相が窺えます
とは言え、大作が多いのも事実 ですが、その大作曲でさえキュッと引き締まっていて、展開に無駄や冗長さが感じられないのがすごい
無難すぎるといえば無難すぎるのですが、やはり「Chainsaw Charlie (Murders in the New Morgue)」が圧巻
とにかく何か壮絶さを感じます 自己との対峙による葛藤や苦しみを表現できるところまで表現したかのような世界観にはもはやたじたじ
音作りとしては、明るく、ヴォーカルのスタイルも熱唱系であるにも関わらず、全体として漂うイメージは「孤独」や「悲壮」そのもの
特に「I Am One」などはその象徴であるかのように感じました
ひとえに、ブラッキーの歌唱による影響が大きいのでしょうね、たぶん
とにかくドラマティックです
もっと早く聴いておけば良かったと悔むと同時に、今聴けることが大変喜ばしく感じる作品です
(ちなみに私が本作をはじめて聴いたのは今年2月だったり…)
=なぉ=
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ロックスターになった少年の生涯を描いたコンセプト作
現在は二枚組み仕様で発売されており、二枚目には未発表やシングルのB面曲、ライヴテイクが収録されており、まさにヴォリューム満点

満足度:★★★★☆(5点満点中4点)
※曲ごとの評価の掲載は敢えて割愛―
曲数が多いと、どうしても掲載上不都合が生じるためです
名義上はW.A.S.P.ですが、フロントマンであるブラッキーの実質的ソロと言っても過言ではないみたいですね
コンセプトアルバムと銘打たれてはいますけれども、それを感じさせないほどに個々の曲が実に良いです
コンセプトというと『Operation:Mindcrime』がまず思い浮かぶのですが、スピード感と良い意味での荒削りな感じはこの作品の方がはるかに上ではないかと思います
本編は70分オーバーと、多少長過ぎる感が個人的には唯一の欠点かと思いますが、その長さをあまり感じさせない展開なのがとても素晴らしいです
1曲1曲が生き生きしているといいますか、躍動感が並ではないが故に成せる世界観なのでしょうか
しかし、欠点を敢えて挙げるとすれば、上述の躍動感を生み出す上で大きく作用していることは間違いないのですが、ドラムの手数の多さとワンパターン加減でしょうか…
この手数の多さが逆にクドく感じてしまう面も無きにしも非ずなのが残念なところ 多少ワンパターン気味なのがその点を更に助長してしまうのが本当に惜しい…! それ以外は本当に素晴らしいです
また、先に突っ込みを入れておくと、3曲目の「Arena of Pleasure」のイントロは、もろにDioサバスの「Die Young」に他ならないと思います 「うわっ、やり過ぎ!笑」だと思いましたが、これはこれで面白いかな笑
初期ワスプって、過激なLAメタルという印象があるのですが、本作は初期のようなバカっぽさはないです
タイトに引き締められた正統派ヘヴィ・メタルの様相が窺えます
とは言え、大作が多いのも事実 ですが、その大作曲でさえキュッと引き締まっていて、展開に無駄や冗長さが感じられないのがすごい
無難すぎるといえば無難すぎるのですが、やはり「Chainsaw Charlie (Murders in the New Morgue)」が圧巻
とにかく何か壮絶さを感じます 自己との対峙による葛藤や苦しみを表現できるところまで表現したかのような世界観にはもはやたじたじ
音作りとしては、明るく、ヴォーカルのスタイルも熱唱系であるにも関わらず、全体として漂うイメージは「孤独」や「悲壮」そのもの
特に「I Am One」などはその象徴であるかのように感じました
ひとえに、ブラッキーの歌唱による影響が大きいのでしょうね、たぶん
とにかくドラマティックです
もっと早く聴いておけば良かったと悔むと同時に、今聴けることが大変喜ばしく感じる作品です
(ちなみに私が本作をはじめて聴いたのは今年2月だったり…)
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