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2007-05-31(Thu)

如何せん予算の都合だ

畜生、「聴きたいもの:予算」のバランスがかなり合わない

諸事情につき今年は昨年度に比べ【音源予算】を大幅に削る必要に迫られてしまったため、CDを買う際にはかなり慎重にならざるを得ないのであります

それで、以下について、買うか、あるいはどのように買うか悩んでます


Sigh『Hangman's Hymn』
きっと、間違いなく今年中には買うと思う
しかしだ、国内盤を買うべきか輸入盤を買うべきか悩んでおります


Mayhem『Ordo Ad Chao』
評判の様子見終了
買う決意はついたものの、どのタイミングで買おうか、と


Kamelot『Ghost Opera』
どうしよう
「Ghost Opera」のPVは良かったが…
しばし、見極め体勢ですが、予約した方がポイント的に美味しいんだよなぁ…


Burzum『Aske』
そろそろ買おうかなーって思ったら、なんとまぁ値段が昨年に比べて↑↑じゃねーか
去年は一番安いところで2000円程度で買えたのに今年は3000円オーバーとは… 悩ましいが、すごく聴きたい 悲痛絶叫


取り敢えず今のところメインで目をつけているのはここらへん
他にも、In The Woods...やらRoyal Hunt、Micheal Monroeなどなどの旧譜も気になってます

プログレも聴きたい欲求がわりと高い
年1~2回程度発狂するんですよね、「うぉぉ!!プログレ聴きてぇ!!」とか
んで、マニアックなものを探してるうちに熱が冷め…
そんで後々になって以前にチェックしたものをゲットしに向かったり(笑
(プログレで聴きたい作品って、だいたい値段がそこそこするから躊躇してしまうんだよなぁ…)
あ、ちなみに私が興味を抱くプログレはドス黒いものがメインです
今はJaculaとかいうのが気になってます
(分からないだろうなぁ…笑)

呪術系のものが聴きたいですね
私の趣味としましては、美メロシンフォ系などは範疇外、もっぱら惹かれるのはダークサイドという変態なものですので(真顔

とは言え、70年代~の王道作品も良く聴くので、やはり守備範囲は広いんだなぁ、と自画自賛

ヤバイ、全く文章にまとまりがみられない…


メタルクイーンさんを眺めていると、欲しいものが安くてGoodなので、かなり気になります


しかし、店頭でもウェブ上でも、品定めをするときってかなり楽しいっすね


にしても、何をどう組み合わせて買おう…
(送料などの都合上ね笑)


=なぉ=

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2007-05-30(Wed)

Vince Neil『Exposed』

93年作― Motley Crueの、当時「元」ヴォーカリスト・ヴィンスによる1stソロ

Exposed

満足度:★★★★☆(5点満点中4点)

現在は既にモトリーに復帰、そしてフェアウェル・ツアーとかやっちゃったにもかかわらず、意外とウケが良かったためモトリーとして活動を継続しているヴィンスです

バンド活動の怠慢のため、他のメンバーによって解雇通告されたヴィンスですが、この作品では彼のモトリーに対しての復讐心を垣間見ることができるほど、ハードです
そして、ただハードなだけではなく、まさに「モトリー」な素晴らしい曲がたくさん
「俺がいなきゃ、モトリーじゃねーんだよっ!!」と言わんばかりです


Exposed 曲名


ギターがピヨピヨいっています
ヴィンスが発掘したギタリストのヴィンセントがかなり良い働きをしています
どこか、スティーヴ・ヴァイのような感じ

それもそのはず、後々リアルタイムで聴いていた方にうかがったところ、当時のヴィンスはデイヴ・リー・ロスのような方向性を目指していたのではないか、とのこと
だとすれば、デイヴと組んでいたヴァイと似た系統のギタリストを選ぶのは必然であったのではないか、とのことでした

なるほど、納得

「Looking In Her Eyes」からかなりトばしてくれます
良質・痛快なHRナンバーの応酬に、思わずニヤニヤしてしまいます

特徴としては、やはりソロ作品ならではということで、バラエティに富んだ仕上がりになっています
フラメンコ調の曲もあったり、しっとりメロウな曲もあり、とヴィンスの多才さを改めて思い知らされます


余談ではありますが、現在廃盤です
中古店で意外と安く手に入れることができるかと思いますので、特に『Girls,Girls,Girls』~『Dr.Feelgood』(どちらかというと後者よりですが)あたりのモトリーが好きな方、あるいは鋭いHRを求める方は是非聴いてみてください

私は500円で買いましたけれど、これは安過ぎます(笑
もうちょっと出しても絶対損はない、と断言できます

ただ注意点として、ヴィンスの声質は割と独特の鼻にかかったような高音は、意外と聴く人を選ぶのかなぁ、と思ったり思わなかったり…

私は、大好きなんですけどね、この声質


=なぉ=

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2007-05-29(Tue)

Emperor『In The Nightside Eclipse』

94年作― 闇の帝王の1stフル

In The Nightside Eclipse

満足度:★★★★★(満点)


私は先に2nd『Anthems to the Welkin at Dusk』を結構前に入手していましたが、(こんなことを言うとヌッ殺されそうですが)そこまでハマり込めなかったのです

元々、シンフォ系があまり…、というのと、ヴォーカルがブラックにしては普通声多用型、なんというか知的過ぎてしまった印象を感じてしまったのが原因かと…

とは言え、さすがにレベルが半端じゃなく高いので気に入っていると言えば気に入っているのですが、毎日聴いたりリピートして聴く、となると「う~ん…」な感じだったわけです

しかし、名盤収集癖がある私なので好きか嫌いかはさておき、「持っておこうかなぁ…」と思ってゲットしたわけです
『Anthems~』で凄さは十分に分かってはいましたので


しかし、実際聴いてみるとこれはなんということか…

2ndよりもはるかにしっぽりハマってしまったわけです

何より、ヴォーカルの声が良い!! 高音絶叫型で、冗談抜きのダニ・フィルスのようだ(って、オイ・・・)

この作品の発表時彼らは若干17歳だったとか
作詞は既に15歳の時にしていたとか

本当、恐るべしです

それに比べて私ときたら、どれだけ無能なんだと思い知らされます


In The Nightside Eclipse



全曲、必聴
全曲、冷気を放っています まさに、ジャケットの色のような音楽

私自身は、リフもさることながらキーボードがたまらなく良い味を出していると感じました
乱れ打ち刻まれる冷たいドラムとリフを包みこむような感じです
だからこそ、ここまでの妖気を放ち、そして悪魔的なんだろうなぁ、と感じました
2ndにおいても感じたのですが、Emperorにおけるキーボードは、他のバンドとは一線を画しており、ただのアクセントに留まっていないと思います

余談ですが、ファストブラックの雄Mardukは、いちいち作品に「俺達はキーボードは使わない」とか言っていましたが、そういう問題ではないということを思い知らされる作品です
Marduk的には、「Key.=惰弱」なイメージなのでしょうけれど、それが見当違いということは、この作品を聴けば分かるはず
(もっとも、Mardukの美学にも敬服はいたしますが、ね…)


どこまでも広がる殺伐・荒涼とした絶対零度の世界、希望など皆無
目の前は猛吹雪で、もはや先が見えないのです
そんな世界をあてもなく彷徨わせられるようです

それでいて暴虐でもあるのですから、まさに地獄絵図


2ndよりも、はるかにブラック臭が強いと思います


また、ボナトラも良いです
個人的にはBathoryのカヴァーの「Dies Irae」がたまらないですね
原曲に忠実ですが、ばっちりEmperorっぽくなっていると思います
(非リマスター盤では音質が悪いとかで不評だったらしいですけれど…)


「とてもすごい」ことは一聴で分かれども、もっともっと聴き込むにつれて更に奥が見えてきそうな作品です


兎にも角にも、末永く楽しめること間違いなしの名盤ですね


=なぉ=

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2007-05-28(Mon)

若さってなんだ

若さ、ってなんでしょう

ふとした折に、「あー、あの頃は若かったな…」と、しみじみしてしまうことはないでしょうか

CDの整理をしていて、モロに感じましたョ、私

そういえば高校の頃は良くこういうものを聴いていたっけ


Americana

The Offspring『Americana』


思えば久しく聴いていなかった
何年聴いてないだろう…? 最低2年程度は聴いていないはず…

カラオケでも良く歌ったな、と思って急に感慨深くなって聴いてみました


青い 青臭い 青臭すぎてカルキ臭が漂ってきそうだ

無駄に青春な香りが立ち込めます

カラオケで大声を上げた「Well, Fuck You!!」が懐かしいワラワラ

テク無し!! 音圧無し!!
あるのはただただノリばかり!!


結論、今じゃもう物足りない…(*´▽`)


当然の結果です


しかし、昔聴いていたものをなんとなく引っ張り出すと、感慨深いですね


=なぉ=

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2007-05-28(Mon)

Play Log 導入及びデザイン変更

Play Logなるものを取り入れてみました
面倒な作業は好まない性格なのですが、気になったので導入

「今聴いているものが分かる」って、結構面白いですよね

いちいち「これ聴いてます!」みたいにリンク貼ったりしなくてもよいというのはラクですね


私はPCで再生する際にWindows Media Playerがメインなので、WMPver.をダウンロードしたのですが、どうもレジストリやらなんやら色々不具合があったらしく(たぶん以前にウィルスを放置したのが原因…)、修正に手間がかかってしまいました


昨日の夜はこのために消えました



あと、このブログパーツの導入にあたって、今までのデザインでは表示に不具合が出てしまうことが発覚したため、一番安定してくれたこのデザインに変更

黒系で、ズレやブレがなく表示してくれたら一番良かったのですが、痛し痒しです



あと、本日4枚新たに仕入れました
1ヶ月ほど前に注文していた商品なのですが、ようやくです

これからじっくり賞味します


Cradle Of Filth『Dusk & Her Embrace』
ブラック的にはこれは外せない気がしたので
(COFの場合、内容的にブラックかどうかはまた別の話ですが)
ジャケの女の人が嫌いですね、ぱっと見た感じ
なんでしょう、「昔の」広瀬香美みたいな釣り目のエラ張り、気持ち悪い
もっとも最近の広瀬はまだマシになりましたがね(クソも聴きませんけど)
下手すれば片桐はいり路線の顔、生理的にアウトです

Deathspell Omega『Si Monumentum Requires Circumspice』
これは本当聴きたかった 彼らのは全部集めようと思う
期待に胸が膨らみます

Megadeth『Hidden Treasures』
レアトラック集
実はこの作品の入荷がかなり遅れやがりました
新作『UA』が発売されることなど関係なく、「むしろこっちが聴きてぇ!!」と、コチラを先に注文した私
(結局後々『UA』も買ってしまい、先に聴いたわけですが…)
つい最近の再発盤ですね、時期的には『Youthanasia』~『Cryptic~』の間でしたっけ
サバスの「Paranoid」のカヴァーが入っているというだけで、買いです
あと「Angry Again」とか聴けるのは嬉しい

Satyricon『Shadowthrone』
『Nemesis Divina』がドツボにはまったので、遡ってみました


後ほど気が向いたらレヴューめいたこともしてみようと思います


=なぉ=


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2007-05-27(Sun)

『Appetite For Destruction』発禁ジャケ

Guns N'Rosesの1stの発禁ジャケを片田舎の中古販売店で発見しました

Appetite発禁ジャケ


コンセプトは「機械が少女を強姦」だったはず

以前に新品未開封で発見したことがあったけれど、それは確か3000円くらいだったはずです

再びお目にかかれるとは思ってもいなかったのですが、販売価格に仰天

多少のプレミアがつくのは、わかるんです

それなりに希少価値の高いものですし

(でもこのジャケで再プレスとかもあったようななかったような…)


7000円 で売ってました

中古、しかもちょっと歌詞カードが汚そうな雰囲気


通常盤を既に持っているので、元々買う意思など毛頭ないのですが、これは高過ぎる

ネット上の中古販売でも、せいぜい4000円くらいのはずなんですけれどね

いくらなんでも、あんまりじゃないっすかー(笑

とか思いながら他を物色


そして、以下の品々をゲット


Angrew W.K.『I Get Wet』700円
Richie Blackmore's Rainbow『Stranger In Us All』500円
Sepaltura『Chaos A.D.』380円
Vince Neil『Exposed』500円


全て状態良好だったので掻っ攫って来ました

Andrewはなんとなく、です 聴いておいて損はないだろう、と

Blackmoreもなんとなくです こういう機会でもないとなかなか手を出さないだろう、と

Sepalturaも、なんとなくです クソ安かったし
しかし、内容的にかなり不満が残りました
やっぱセパトゥラは『Arise』と『Roots』ですね

Vinceは、かなり大収穫でした
中古市場ではまだ安値で出回ってますけれど、実は既に廃盤
Motleyがもともと大好きなので、いつか欲しいと思っているうちに廃盤になってしまっていて、かなり後悔していましたので、ラッキーです


とにもかくにも、これで近所の中古店において、私が欲しいと思うものは皆無となってしまったわけです
(品揃えが全くないので…涙)


しかし、ガンズ7000円はぼったくりだと思うのです


=なぉ=

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2007-05-26(Sat)

Celtic Frost『To Mega Therion』

85年作― スイス産、サタニックスラッシュと評される彼らの2作目

To Mega Therion

満足度;★★★☆☆(5点満点中3点)

まず、ジャケがとんでもない
エイリアンでお馴染み(?)のH.R.ギーガー氏によるアートワークらしい

サタニックな香りがプンプン香ってくるジャケです
正直、分けが分からないです(笑
キリストを杭で射抜こうとしてますね、それはわかります
しかし、後の触手っぽいものに顔をつけました、みたいな物体はなんなのでしょう
尻尾、ですか?? とにもかくにも、ギーガー氏は悪魔に対してこういうイメージを抱いていたんでしょうね


To Mega Therion 曲名


まず一言―
「スイス産」で正しいのでしょうか、と
スイスといったら福祉国家の最高水準でアルプスの少女っぽい、ヨーデルを口ずさんでいるかのようなイメージが先行していましたが、打ち壊されました

冒頭から既におどろおどろしいです

大胆にオーケストラを起用したあたりとこのおどろおどろしさが後のブラックメタルの発展に一役買ったのは言うまでもないでしょう

「悪のテーマ」な雰囲気丸出しの、悪賛歌です

しかし、一応「スラッシュ」に分類されているようですけれどもスピード感はあまりありません
全体的にミドルテンポなので、疾走系を求めて聴くと大いに火傷する可能性が無きにしも非ずです
私は、火傷しましたヨ(笑

第一印象では、M1~M2の流れ以外に突出して目立った曲がないと感じました
強いてあげるならば、後にObituaryもカヴァーした「Circle Of Tyrant」でしょうか
ハッキリ言って、Obituaryのカヴァーを聴いた後に聴くと、パワー不足は否めません
多少の物足りなさを感じてしまうのは如何ともし難いところです


全体として、一聴しただけではわかりにくいです
私自身も入手後数年を経て、やっと何かつかみかけてきたかもしれない、という感じです

閉塞感のあるメロディが、邪悪な世界観を構築しています
寒々しいリフと軽めのドラムが、どこか荒涼とした雰囲気を出しています
そして何より、低音「ウッ!!」と発せられる声が素晴らしいです

ここまで「ウッ!!」が目立ってしまうと、もはや何もいえません



確かに、カッコイイです
そして後世に大きな影響を与えたという意味で、今でも支持され続けている作品です
しかし、確かにカッコイイのですが、深い部分まではまり込むことを許してくれない、私にとってはそんな作品

きっと定期的に聴いたり、他のサタニック系統を聴き比べてみることでようやく良さがわかるのだろうなぁ…


そう考えて、サタニック系の作品の品定めをする私です


=なぉ=
2007-05-25(Fri)

The Darkness『One Way Ticket To Hell ... And Back』

05年作、キャットスーツに身を包んだ薄っぱげ変態を擁「していた」(残念ながら過去形)バンドの二作目

One Way Ticket To Hell And Back

満足度:★★★★★(満点)


基本的に新譜が苦手な私
「今まで聴いたこともない、初めて手を出すバンドの新譜に手を出す行為」
私にとっては相当の勇気が必要な行為なのです
(どれだけ臆病者なんだ、って話ですよね…)

実はこの作品が出たとき、
「The Darknessの新譜が出たなぁ… そういえばファーストの評判がそこそこ良かったっけ… 取り敢えずファーストでも聴いてみようか」
と思ってファーストを買いに行ったのです(←慎重過ぎ汗)

しかし、ファーストが売っていなかったのです
えもいわれぬ燻ぶった気持ちになりました
そして、視線の先にあったのがこの作品

「いや~、よっぽどヒドイってことはないよね♪」
欲しかったものの代替品的気分で入手してしまいました

ジャケも良くね?とか思ったので(笑
(半分、ジャケ買いに近いかも…)


タイトルが意味するのはどうも薬物からの復帰、みたいなニュアンスが窺えますが、気のせいでしょうか…

One Way Ticket To Hell And Back 曲名


いや~、大当たりでした
バカみたいにリピートしましたね 今でもたまに聴くし

結局ファーストの『Permission To Land』も買うわけなのですが、個人的な好みなのですが、このセカンドの方が好きです
やはり彼らの作品で初めて聴いたっていうことと、全体的に整合感のある落ち着いた雰囲気がこちらの方が上、というのが大きな要因ですね

元々、私はQueenが大好きなのです
そういうこともあって、ハゲ…もとい、ジャスティンのヴォーカルはかなり気に入ってしまいました


「One Way Ticket」から掴みはバッチリ
なんか、最近の作品なのに妙な古さを、80年代的な雰囲気を感じました

こういう雰囲気、悪くないなぁとほのぼのと感じたものです
(「ほのぼの」と感じるのは、私が普段重いものをメインに聴いているから感じるのだと思いますが)


「Knockers」では改めてジャスティンの技量の高さを確認
声が高い、とにかく高い!! ファルセットすげぇ!! 変態です
さすが、「Bohemian Rhapsody」を普通に歌えるだけあります、彼

全体として安定した出来で、80年代ハード~ポップス好きの方であれば安心して聴けるクオリティであること間違いないと思います

個人的に一番気に入ったのが「Dinner Lady Arms」です
サビが泣けます 聴くたびに鳥肌がたちます
メロディアスかつ哀愁を帯びた曲で、ありそうでなかった、そんな素晴らしい曲です

後半では変態っぷりに拍車がかかります
「Hazel Eyes」ではチャイニーズ風味が味わえてGood

「Bald」、ハゲ…
自分のことをここまでネタにできる彼に敬服します
「禿げ上がったのが俺じゃなくてアイツでよかった…」とかいっていますが、あなたも時間の問題でしょう、と激しく突っ込みを入れたい
曲そのものはブリティッシュハードらしい仕上がりで、哀愁を感じます

軽快なピアノから始まる「English Country Garden」には再度「ヤられたな」と感じさせられます
いや~、素晴らしい


全体的にヘタウマなんですよね、ヴォーカルを除いては
確かに、基盤はしっかりしていますけれども、何か頼りない
しかし、その不安定さが逆に魅力なのかもしれません

Queenは元より、AC/DC、Def Leppard、U2らしい面が随所随所に見られますが、全てを彼らなりに消化した印象

ひとつ言及しておかなければならないのは、この作品はもはや「ハード」ロックではない、ということです

ファーストはAC/DC風味が強かったためハードとして成り立っていましたが、Queenテイストがふんだんに盛り込まれたことによって「ハード」さは後退してしまいました
そう、ジャスティンの頭と同様に…(笑


しかし、病み付きになりますよ、ジャスティンのヴォーカルは



かなりお気に入りだったThe Darkness、もとい、ジャスティンなのですがヤク中でその治療のためにバンドを脱退してしまいました…

本当、残念でなりません
近年のハードロック系(あくまでも「系」という理由は上述参照)バンドの中では一番癒し系だったのに…

いつか復帰しないかなぁ…、と切に願っています


=なぉ=
2007-05-25(Fri)

Manowar『Kings Of Metal』

88年作― 漢メタルのひとつの究極系です

Kings Of Metal

満足度;★★★★★(満点)

恐れ多くて、中途半端に「4点」なぞつけれないです(笑
(ただ、本心としては4.5点くらいかな)

まず、ジャケが変です
なんか剣を持ったマッチョが中央に突っ立ってます
たったそれだけ、それだけのはずなのに既に何かが変なのです

聴く前から「こいつはやり過ぎなニオイがプンプンしやがるぜっ!!」と思わしめるに十分の変加減

その予感は冒頭から見事に的中しましたが(笑


Kings Of Metal 曲名


一言で言うなら、「やり過ぎ」(笑
「やり過ぎ」て何か一線を越えてしまっています

「Wheels Of Fire」からして尋常じゃないです
「あれ・・・? スラッシュをおかしく捉えちゃったのかな?笑」みたいな
ヘヴィに疾走でノリノリ― 変なんです、とにかく

変、変なのに、変なはずなのに気が付くと引き込まれています


Kings Of Metal」なんてもうおかしくてケタケタ笑ってしまいます
自画自賛ソングですからね、ぶっちゃけ(笑
マスターベーション以外の何ものでもないのですが、まさに「お約束」的でたまらない
「他のバンドは演るんだ、でも俺達は殺るんだ!!」ってどれだけ気合入りすぎてるんですか、と

続く「Heart Of Steel」はパワーバラード
ピアノがとても美しい 目が潤みます Manowarなのに(笑

で、目を潤ませたかと思うと、続く「Sting of the Bumblebee」ではジョーイ閣下のド変態っぷりが炸裂
尋常じゃないです、このベース捌き


その後も「ヘヴィメタルとは何ぞや?」という問いに的確に応えてくれる曲が続きます
変態的に「アァァァ~ン」という声入ったりする曲もありますので、音量には注意して聴きましょう


そして迎える「Hail And Kill」!!
これです、これなのです、メタルに求める高揚感の極みというものは
見た方が早いので、ライブですけれど↓↓でどうぞ




完璧
期待通り・お約束的な曲展開っぷりに顔がにやけてしまいます


ラスト「Blood of the Kings」では改めてド変態っぷりを確認させられます


聴き終えてまず感じたのは、「これだからメタルはバカにされるんだよな」ということです、良い意味で
全体を通して男汁垂れ流しまくり、どこまで本気でどこまでがギャグなのか全く見境がつきませんが、メタラーであればとにかく激昂間違いなし
(一応最近のしか聴きなれていない方には刺激が強すぎるかもしれない、と留保しておきますが)

熱くなりすぎたので(熱くなって然るべき作品ですが)、冷静にみてみると曲自体バラエティに富んでいます
疾走・重さ・美しさ・1曲1曲の展開・そしてアルバムトータルとしての展開、素晴らしいです


素晴らしすぎてどっかいっちゃってますけれどね(笑

とにかく、黙って聴くべき名盤のひとつです


=なぉ=
2007-05-24(Thu)

Immortal『Pure Holocaust』

93年作― ブラックメタルの教科書的雛形を提示した作品

Secret Treaties

満足度;★★★★☆(5点満点中4点)


私は、基本的にクセやアクが強いものが大好きなので、この作品もまた然り
ジャケが、どこかチープです
ですが、それこそ名盤臭を発することに貢献してます

余談ですが、次作ではブラックメタルとしては珍しく、白を基調としたアートワークを採用しています
しかし、どうもイマイチ…
ジャケットにさえ目を瞑れば個人的には完璧なのですがね(笑


ブラックメタルというジャンルに属しながら、作品名に「Pure」を冠している点にも注目です
ピュア― 確かに、ピュアではあります
ただそこには一般的イメージの透き通った印象は皆無

ピュアに黒いのです


Pure Holocaust曲名


カブトムシ―
Immortalを語る上で必ずと言っていいほどに浮上するキーワードです

実際聴くまでは「カブトムシ…??」と分けが分からなかったのですが、聴いてみてなるほど、カブトムシでした
なんというか、「甲虫系ヴォイス」なんですよね、アバス氏は(笑
怨み辛みが呪詛のように込められ過ぎたが故に、ちょっとイっちゃったかな?みたいな
Mayhemのアッティラの悪魔的呪詛系とは全く違った、これはこれで個性際立ちすぎるスタイルです


全体的によく「冷えた」印象です
寒々しいリフをはじめとして、ドラムも良い感じに「凍って」います
ブリザード・スタイルとは良く言ったもので、まさに氷河の世界

間断なく叩き刻まれたブラストの上に乗っかった、意外にも緩急に富んだ寒々しいギター、そして呪詛
この3本柱が氷河の世界を構築しています


録音の音質の悪さが良く挙げられていますけれども、個人的には問題ないと思います
逆に、この悪い音質だからこそイイのではないか、というマニアックな境地にまで達してしまったプリミティブ好きな私…(笑



これからの時期、段々と暑くなってきますね
体調管理・熱中症等の防止のため、Immortalを投与することを個人的におすすめします(笑

音楽によるかき氷です



余談ですが、メンバーの一人は現在保育園だったか忘れましたが、通園バスの運転手をしているとか(笑

普通だ…(゚∀゚; いや、普通だからこそ普通じゃないのか??

もう分けが分かりませんがとにかく、最高です



=なぉ=
2007-05-22(Tue)

Testament『The Legacy』

ベイエリアスラッシュ、Testamentの87年デビュー作
四天王よりも、ある意味遥かに刺激的な作品です

The Legacy

満足度;★★★★☆(5点満点中4点)


最近気が付いたんですけれど、実は私スラッシュってあまり得意ではないかもしれないのです
決して「嫌い」とか言う意味ではなく、作品を理解するまでに要する時間が結構掛かるというか

偏見・肩書もあってスラッシュ四天王に関しては全く抵抗なくすんなりと馴染めるのですが、どうもその他のスラッシュはどうも…
さらに「スラッシュ」系な音楽性であってアルバムトータル時間が長いと、個人的にはもう「うひゃ~(汗)、疲れる…」と感じてしまうのです

とまぁスラッシュに対して愚痴りましたけれども、さてこの作品です

The Legacy曲名


割とすんなりと馴染むことができましたね、こんな私でも(笑

アグレッシブかつメロディアス、癖があるんだけれどもありすぎず…

1stということもあって荒削りな印象は否めないのですが、かなりバランスのとれた作品だと思います


「Over The Wall」から始まる冒頭3曲がまず圧巻
ザクザクしたリフ・ソロが耳にこびりつきます

「C.O.T.L.O.D」での吐き捨てるようなヴォーカルも、またたまらない


そして何よりも個人的には「First Strike Still Deadly」がツボにはまりました
何より曲名がカッコよすぎではありませんか?(笑
デス声寸前の絶叫、ザクザクしたメロディ、突進してくるようなドラム、そして何よりもソロでのツインの絡みが素晴らしい


得意ではないといいつつも、ハマる時はガツンとくるので、スラッシュもやめられないんですよねぇ…(笑



強いてなら、音質はイマイチです
再録盤の『First Strike Still Deadly』(1st 2ndからの選曲)で聴いた方が、音圧などは遥かに良いかと思います

とは言え、非リマスターのこの荒々しさが私はいいのではないか、とも思うのですが(笑


=なぉ=

2007-05-21(Mon)

Paul Stanley『Live To Win』

KISSの★目のフロントマン、Paul Stanleyによる06年作のソロ

Live To Win

満足度;★★★★★(満点)

私、KISSがかなり大好きなんです
KISSを聴いたからこそ、今ブラックメタルまで辿り着いたんだ!!ってくらい、私の音楽遍歴のルーツにおいて大きな役割を果たしました、KISS


にもかかわらず、今の今まで聴いてませんでした、この作品…

どうも、買おうかどうしようか悩んでるうちに、ここまでずるずると雪崩込んでしまった感じです

でも、結果的には新品を990円で買えたので、良しとします


ポール、若いですね
多少の薄いメイクは施してありますが、50歳を過ぎた人とは思えないくらい若々しい


Live To Win 曲名


内容は、80年代後半特に『Hot In The Shade』期に近いとでもいいますか
かなり良質なメロディアスハードです
長過ぎるほどのキャリアを積んでなお、このようなメロディを創作することのできる彼には本当に敬服します

初期KISSのようなギターオリエンテッドな曲は皆無ですが、そのことは全く問題にならないくらいに1曲1曲が洗練されています

ほとんどの曲が約3分、作品トータルで10曲約30分というのも、潔いです
さすが、KISSのメロディメイカー センスが卓越しています


Live To Win」― それにしても、なんと力強いメッセージでしょうか

多くの浮き沈みを経験してきた彼だからこそ増す説得力
たった、たった3単語なのですが、重く感じます


もっともっと、多くの人に聴いて欲しいと思う、そんな作品です



=なぉ=
2007-05-20(Sun)

Slayer『Christ Illusion』

帝王の06年作 今更聴きました、ゴメンナサイ…

言い訳をするなら、どうも私新譜が苦手なんです…
新譜は、買ってもその年内にせいぜい数枚程度なんです
ちなみに、昨年発売のものを昨年内に買ったものはAngraとTriviumしかないのです

確実に評価が固まってから安心して聴きたい、「石橋をブッ叩いて渡りたい」ようなタイプの人間なんで、CD購入に関しては

あと、新譜って高いぢゃん?笑

Crist Illusion


満足度:★★★★☆(5点満点中4点)


結構、買うのも悩んだんですよね
やれ同じリフばかりだ、やれ過去の曲の使いまわしだ、やれ「俺ってすごいだろ?」的な傲慢さ丸出しだ、とか…

その一方、「さすが帝王!!」という意見も多数…

さて、どうするべきか…? と悩んで悩んで約1年経過(笑

そんな中、Amazonさんで990円で売られているのを発見、これは買いだろうと思いましたね

ちなみに、Paul Stanley『Live To Win』(これも今更…)
     Ulver『Nattens Madrigal』 も同時購入しました


Crist Illusion曲名


個人的にはかなり気に入りました
さすが、としか言いようがありません

ここまで安心して聴ける作品だとは思ってもなかったので(汗)、かなりの儲けモノです
クオリティ、かなり高いじゃないですか

確かに、「俺達すげぇだろ、ヘヘン♪♪」と言わんばかりのSlayer節が随所に聴かれます
この点は、ちょっとマンネリ気味といえばマンネリ気味かもしれません

でもそれを差し引いたとしても、十分満足です


前作『Gods Hates Us All』が実は個人的には馴染めなかったんです
「あなた方がここまでモダンヘヴィネス化する必要はなくないか…?」と思っていました
もっとも、作品自体のクオリティには全く問題はない、それどころかかなりレベルの高い作品だとは思うのですが、「Slayer」という看板に負けてしまっているような、そんな印象が払拭できませんでした
良いには良い作品、だけれどSlayer…?? みたいな


本作は個人的にハマりましたね
彼らに求めている殺傷力がそこにはありました
鋭利に切りつけてくるサウンド、そしてスピーディーな展開―

爽快・痛快、聴いていて快感を感じました


ごちそうさまでした


=なぉ=
2007-05-20(Sun)

King Crimson『Larks' Tongues in Aspic』

King Crimsonと言ったら『宮殿』『Red』、そして本作―
私は勝手にそう解釈してます
実は、初めてクリムゾンを自分で買って聴いたのがこの作品だったんですよね
Larks' Tongues In Aspic part II」が無性に聴きたくなったんですね、その当時

Larks' Tongues In Aspic


満足度;★★★★☆(5点満点中4点)


ジャケもなかなかイかしてます
「シンプルイズベスト!!」とは良く言ったものですが、実に単純明快
さすが邦題『太陽と戦慄』― タイトルからして既にスリリングです

Larks’ Tongues In Aspic 曲名



全体的に砂漠テイストな乾いた曲がメインです
もっとも、クリムゾン自体乾いたサウンドが主体なんですけれどね


中盤は個人的にあまり好きじゃないのですが、何よりも「Larks~」が双方とも素晴らしい
この2曲のためだけにでも買った価値は大いにアリです

壊れそうで壊れない、ちょっとバランスを崩したら全てが崩れ落ちてしまいそうな絶妙の均衡を保った「Larks~」は、完璧としか言いようがありません


クリムゾンはプログレ勢の中でも突出してメタリックなサウンドを奏でるので大好きですね


Larks' Tongues In Aspic part II」(Live)



そういえば、以前カラオケで「Book of Saturday」を発見しました
一体誰が楽しくてこんな曲を歌うのでしょうか

非プログレッシャー、非メタラーの面前で歌ったならば、テンション急降下間違いないでしょう

それこそ、「Easy Money」のサビ部分ラストで聴ける「イーズィーマァ-ネェー♪」後の「ポヨヨヨォォン」とした音でも鳴らしてあげたくなるでしょう

あぶく銭、万歳


=なぉ=
2007-05-19(Sat)

Twisted Sister『Stay Hungry』

84年作のTwisted Sisterの3rd

Stay Hungry


満足度;★★★★☆(5点満点中)

まず何が凄いかって… いや、言うまでもないですけれども…

メイクが尋常じゃないですよね ブラックメタルのコープスペイント(白塗り)よりももしかしたら醜悪かもしれないこのツラ

しかもこの衣装 軽いキチガイとしか思えません

さらに手には骨付き肉ときたら怖いものはありません


こんなジャケに対して、内容面は至って良質

こんな古きよき時代もあったんですね

Stay Hungry曲名


捨て曲はないと思います

疾走する「Stay Hungry」からもう最高潮です
「肉、食えよ!!」と言わんばかりの骨太さがいいですね

特にイチオシが「We're Not Gonna Take It」です
10代の子どもの気持ちを代弁するかのような曲、PVと併せて聴くと最高です
ギャグなPVですけれど、だからこそストレートに彼らの「代弁者」としてのメッセージが伝わってきます



キャッチーで単純な曲構成、だからこそ耳に残るし口ずさみやすい
大衆向けHR~HMのお手本のような曲だと思います

しかしキャッチーさだけで終わらないのがこのTwisted Sisterの良いところ

「Burn in Hell」ではヘヴィメタル以外の何モノでもないズシッとした心地良さを与えてくれますし、続く2部構成の「Horror-Teria」も圧巻のナンバーで、隙がありません

また「I Wanna Rock」は系統的に「We're Not~」路線ですが、より重さを追求したような曲です

キャッチー・ヘヴィだけでもなく、「The Price」のような感動的なバラードもあります
守備範囲の広さに敬服します


この手のキワモノスタイルなバンドって、演奏力が伴わなかったりすることが多いんですけれど、彼らの場合はその点も心配ありません

安定した演奏力とパフォーマンス―
これが大衆向けに昇華されたある種理想の形とも言えるでしょう



強いてならリマスター盤がない点が問題(リテイク盤はあるけれど)

音質がちょっとイけてません その分のマイナス1点です


=なぉ=
2007-05-18(Fri)

Marduk『Panzer Divison Marduk』

スウェディッシュブラックの重鎮の6th

Panger Division Marduk


満足度;★★★★★(満点)

ブラックとしては異質極まりないこの「戦車」ジャケがまずそそります
何やらメンバーに戦車マニアがいるとかいないとか…
「どんなマニアだよっ!?」という突っ込みもさておき、内容はジャケット通り、戦車―むしろ「重戦車」といった方が適切かもしれない―が冷酷無慈悲に突き進むような、そんなサウンドです
銃撃音や爆発音のようなSEも併せて、そんな雰囲気を醸し出しています


Panger Division Marduk 曲名



8曲たったの30分―
終始ブラスト、ブラスト、ブラスト!!と、油断したら木っ端微塵にされてしまいそうな激烈さ
この30分が本当にちょうど良いです
これよりも短かったら物足りず、長かったらきっと飽食気味になっているだろうと思われます


全曲ブラストの嵐にもかかわらず、メロディラインが意外としっかりしているため1曲1曲に個性があります
個人的には、ベースが底を支えていて良い感じに仕上がっていると思いました

また、寒々しいリフも随所随所にみられ、この点においてまさにブラックメタルの世界が構築されています


おすすめは「Panzer Division Marduk」「Baptism by Fire」「Christraping Black Metal」「502」です。

「Baptism by Fire」の「アダック アダァック アダァァァック!!」や「Christraping Black Metal」の「クラァァイス レイピィィン ブラァァック メダァァァッ!!」とがなり散らす部分なんかには思わず二ヒヒヒと笑ってしまいました 最高です


ちなみに、全編↓↓のような感じです

Panzer Division Marduk



まさに、ファストブラックのお手本とも言うべき作品です
殺伐とした爽快感が病み付きになります


=なぉ=
2007-05-17(Thu)

Bathory『Blood Fire Death』

クウォーソン先生による実質ほぼ一人ブラックメタル・Bathoryの4th

Blood Fire Death


満足度:★★★☆☆(最大5点)


1. Odens Ride Over Nordland
2. Fine Day to Die
3. Golden Walls of Heaven
4. Pace 'Till Death
5. Holocaust
6. For All Those Who Died
7. Dies Irae
8. Blood Fire Death

「疾走している」とは聞いていたけれど、ここまでスラッシュの効いた作品にだとは想像できなかったです
Bathoryに求めるものが、個人的には3rd『Under The Sign』みたいな、基本的にはミドルテンポのワンパターン畳掛けなので、どうもここまでスラッシュスラッシュしていると、何か違う

作品としてのクオリティ自体は悪いものではないです
ジャケットにもあるように、亡者の群れが今にも襲いかかってくるかのような(これこそ本作における「疾走」の象徴か?)、不気味な爽快感みたいなものが漂っています
「Dies Irae」などはその典型で、とにかくカッコイイ
「Fine Day To Die」なんて、このタイトルからしてヤバイですよね
「死ぬにはいい日だぜ!!」なんて、そうそう言えるものではありません

とにかく、悪い作品ではないです
演奏力・整合感のなさこそBathoryの邪悪さを引き立てる上で一番重要だと思うので、良い意味でこの下手さ加減が良いです

しかし、上述の通り、Bathoryに求めるものが私の場合スラッシュではなかった、それだけの話です

でもきっと愛聴盤にはなるでしょうね(笑


=なぉ=
2007-05-16(Wed)

取り敢えずMegadethの新作を聴いた

Megadethの新作を賞味してみました
あくまでも数回聴いた程度の感想なので、詳しいレヴューはそのうちやるかやらないか未定(笑

United Abomination


1.Sleepwalker
2. Washington Is Next!
3. Never Walk Alone...A Call to Arms
4. United Abominations
5. Gears Of War
6. Blessed Are The Dead
7. Play For Blood
8. Tout Le Monde
9. Amerikhastan
10. You're Dead
11. Burnt Ice
12. Out On The Tiles

発売後の評判がかなり良かったってのと、たまたま聴いた「À Tout le Monde (Set Me Free)」結構気に入ってしまったのでゲット!!(゚∀゚)b☆
期待感もそれなりに高かったんです けどねぇ…

何が気に食わなかったかって、気に入ったはずの「À Tout le Monde」が邪魔だ!!笑(;´Д`)
敢えて今この曲をリテイクする意味も、わからなくはない
歌詞を見ると、フムフム、と思ってしまう

しかしだ 女声いらなくね??と思うのです
女声を入れるのならば、ボナトラにした方が私は好きかなぁ…


『Cryptic Writings』あたりのより激しくしてリフを効かせたってのが素直な印象
なんか物足りないという気持ちも分からなくない笑

でも、十分かなぁとも思う

ただ、『Peace Sells』『Rust In Peace』『Countdown To Extinction』は超えれてはいないんじゃね??笑
名盤的度合いだと、良くて『CtE』に並ぶかなぁ、ってところで

でも、それなりの秀作なのでヘビロテですね、当分
(色々文句を言っておいて、ヘビロテ笑)


1~4曲目の流れは凄く好きな感じです
期待以上の出来ではなかったけれど、想像以上には美味しいかもしれない、そんな作品になりそうです


=なぉ=
2007-05-14(Mon)

Dream Theater『Scenes From A Memory』

喜怒哀楽全てを77分の間に音楽・ヘヴィメタルという形で詰め込んだ一部の隙もない作品です

正直、音源入手時は、77分という圧倒的な長さとコンセプトアルバムという敷居の高さ故に取っ付き難い作品でした
恥ずかしながら、通して聴くのが辛かったのです

しかし、どうでしょう
何回か通して聴いているうちに、何か作品に惹き込まれていっているという感覚が芽生えてきていました
「もっと、もっと聴きたい」― そう思うようになっていました



1. Scene One: Regression
2. Scene Two: Overture 1928
3. Strange Deja Vu
4. Scene Three: Through My Words
5. Fatal Tragedy
6. Scene Four: Beyond This Life
7. Scene Five: Through Her Eyes
8. Scene Six: Home
9. Scene Seven: The Dance of Eternity
10. One Last Time
11. Scene Eight: The Spirit Carries On
12. Scene Nine: Finally Free

この作品全てを通して「1曲」と言っても決して過言ではない壮大さ
確かに、Dream Theaterらしい技巧が所々に散りばめられてはいるのですが、難解過ぎず的確に作品の世界観を表しているように感じます。


以下3曲ライブ映像です
これだけで、凄まじさは十分伝わります

「Strange Deja Vu」


「Fatal Tragedy」



「Home」





最後の「Finally Free」を聴き終えた後、えもいわれぬ壮絶さに胸がいっぱいになりました

「辛いことがあっても、それでも私は生きていかなければならないんだ…」ということをこれでもかと言わんばかりに訴えかけるかのような雰囲気、素晴らしく凄まじいです


=なぉ=
2007-05-13(Sun)

Van Der Graaf Generator『H To The Who Am The Only One』

邦題『天地創造』
ジャケットと作品名からしてもはや意味深さを感じました
店頭でこれを見かけた瞬間に、何か「これだ!!」と思わせられてしまいました。
「これは是非聴いてみたい、聴いてみなきゃ損をするような気がする」
そう思いました


H To He―そもそもこれが何を表すのかというと、HとHe、それぞれ元素記号の水素とヘリウムです
では、なぜこの2つの元素記号化と言うと、宇宙の恒星における基本的な化学変化のことを「H To He」と言うとのこと

では全編において宇宙的な作品かというと、決してそうではなく、私は基本的には無力な自己への葛藤と苦しみを謳っているのだと解釈しています。それは、「Killer」「House With No Door」「Pioneers Over C」などに顕著に表れていると思います。

例を挙げると、「Killer」の一部に「魚は飛べない、そして私も飛べない」というフレーズはその典型だと思うのです



1. Killer
2. House With No Door
3. Emperor In His War-room: The Emperor / The Room
4. Lost: The Dance In Sand And Sea / The Dance In The Frost
5. Pioneers Over C


ジャケットも謎めいています
宇宙から見た地球、というのは分かります しかし、中央にある物体は…?
よくよく見ると天秤らしいということに気付きます
そして、足が描かれています

宇宙から見た地球 天秤 宇宙に投げ出された自己…?
自己と、自己以上のあまりにも大きな存在とを秤にかけることでのより自己の小ささを強調しているのか?
それとも、この2つは宇宙において秤にかけることは全くもって無意味ということを表しているのか?
それとも…?


注目すべきは「Emperor In His War-room」
この曲にはKing Crimsonのロバート・フリップが参加しています
開始から5分あたりのからあからさまに彼らしいトーンを聴かせてくれます

私自身プログレにそこまで精通しているわけではないので、あまりでしゃばって言うことはできないのですが、

圧倒的なスリリングな展開には鳥肌が立ちます
完璧なまでの構成に独特なメロディが散りばめられ、それはもう癖になる作品です


天才が作ったあまりにも知的過ぎる作品、一聴の価値大いにありです


=なぉ=
プロフィール

なぉ&けい

Author:なぉ&けい
メタルとかそうでないのとか、
漫画とかアニメとか、テキトーに。
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アニメ・声優系おすすめ音源(1/23)

『みなみけ おかえり』のOP曲。1期OPの「経験値上昇中☆」を躍起させる「M・I・N・A~」などのフレーズを用い、極めて明るいポップな曲と仕上がっており、アニメの世界観にとても合う曲となっています。



『みなみけ おかえり』のED曲。OP曲同様、こちらも1期EDの「カラフルDAYS」を髣髴とさせられる作りです。アニメの世界観とEDのアニメーションとの相性も抜群で個人的にはかなり大好きなレベルの曲です。オススメ。



みのりんのニュー・アルバム。画像表示は初回限定盤のほうですが、小生は通常盤を…なんでもありません。前作『Contact』に比べ温かみのある仕上がりになった印象。個々の曲のクオリティは高いのだが、全体としてバラエティに富んでいる分若干散漫な印象も。おそらく、その散漫ささえも踏まえての“Parade”なのだと思うのですけれども。先に発売済みの「Melty~」「雨上がり~」、そして「Paradise Lost」の別Ver.他全14曲収録。



大槻氏と絶望少女達によるコラボ。特撮風で前衛的な楽曲が多数。デトックスしたらばプラケース以外残らないのではないかと言うほど、毒気も強し。個人的には絶望少女達の使いどころが良い感じだと思っています。なんとも言えず癖になる、そんな不思議でハードな作品。オススメ!



『みなみけ』3期放送を目前にしてのキャラクター・ソングアルバム。ジャケットに少し違和感を感じなくもないですが、きっとそのうち慣れることでしょう。『みなみけ』としてのキャラソン集は以前にも出ていますが、本作は3姉妹の曲に特化。何と言っても次女の「スペシャールサマー」は気分を高揚させてくれる素敵な曲。



アニメ『ストライクウィッチーズ』のED集。同じ曲が全部で12曲入っていますが、いずれも各々違う声優さんの組み合わせで歌われているため、不思議と飽きがこない作品。それにしても、同じ曲のみを12曲も詰め込んだコンプ集にもかかわらず、聴き手をそれ相応に満足させうる作品って貴重だと思います。
気になる玩具・画集など(1/23)

『らき☆すたOVA』にて登場した“ミックミクかがみ”が待望のねんどろいど化!予約殺到で品薄が懸念されているらしいですので、気になる方は早めに予約しておくと吉かもしれません。



ある種のブームともなったアニメ・『ストライクウィッチーズ』の公式ファイル。ファンならば必携の1冊ともいえるほどの密度であり、ただのパンツアニメではなかったと言うこと窺い知ることができます。



メカ少女ブームの火付け役、島田フミカネ氏の画集。メカ+少女という独特な組み合わせは、「パンツじゃないから~」などという以前にとても魅力的。設定が細かく書かれているということでとても気になる1冊。
おすすめ音源(12/14)

管理人【なぉ】一押しの作品。KISSのポールによるソロ作品ですが、往年の作品にして圧倒的なクオリティ。全10曲で30分ちょっとという収録時間も潔い。とにかく、メロディアス・ハードが好きな方には間違いない一枚。



現行メンバーによる全曲再録のベスト盤。原曲に忠実な演奏がなされているため、奇をてらったアレンジは特になし。故に新鮮味には欠ける印象も。とはいえ、音の厚みが飛躍的に向上したことと、あくまでも“ニューレコーディングをした”という姿勢を評価するべき。音の厚みが増した分、若干スロウリーに聴こえるという違和感も無きにしも非ずだが、原曲と対比して聴くとより楽しめるかと。個人的に「Forever」は、キャリアをと年を重ねたことに由来するポールの感情豊かな歌い回しにより原曲以上の出来ではないかと思います。



嗜好のギターアルバム。絡み合うメロディアスでテクニカルなツインギターには圧巻。また、リズム隊の安定した働きにも注目したいところ。Vo.スタイルにより好みが大きく分かれそうなところではあるが、アンジェラ嬢加入後としては間違いなく最高傑作かと。個人的には「Vultures」が秀逸過ぎます。



この作品と『Aske』『Hvis Lyset Tar Oss』『Filosofem』を精聴した時、きっとある意味世界観が変わるかもしれない魔盤。個人的には『Hvis~』を紹介したかったけれども画像が無かったので。この盤では「Lost Wisdom」という曲がとにかく素晴らしい。良心を失ってしまい、かつそれ以上の何かさえも失ってしまったかのように叫び狂うVo.は必聴だ。



個人的にはモトリーといったらこの1st。手放したくない一枚のひとつです。コレといった大きな名曲などはないのですけれども、とにかく青臭さがたまらない。もともと技量で押すようなバンドではないものの、その技量の無さを良い意味で若々しさでもって補えている印象。というか、「On With The Show」という曲が個人的にツボ過ぎです。



「再結成後の作品はこうあるべき」というひとつの雛形を満たした良作。往年の毒気と、その毒気が薄まって生まれた“生”に対する執着心とが良い感じに調和した一枚。年を経ていく毎に筋少の世界観が心に沁みて沁みて仕方がないと感じるのはきっと私だけではないはずだ。



「コレを聴かずして何を聴く!?」と言っても過言ではないほどの、スパニッシュ・民謡系メタルの決定盤。2枚組みで120分近い分量であるにもかかわらず、苦も無く聴き通せる圧倒的クオリティ。力押しのスピードパートあり、ブルージーで哀愁をひくパートあり、牧歌的でしんみりさせてくれるパートあり、ととにかく凄い。ラストは20分にも及ぶ大作であるにもかかわらず、めまぐるしく変わる展開に翻弄されているうちに感動に包まれてしまっていたり、ととにかく必聴。



メロディック・デスの重鎮による名作。激情と慟哭、モダンとゴシックが見事に融和。足の踏み場、もとい耳の落ち着け場がないほどに敷き詰められた音の嵐は圧巻。全パートを総合しての音数が半端ではないため、個々の曲としてのクオリティは極めて高いものであるにも関わらず各曲の個性が不足という贅沢な欠点がある点、心憎い。本作の路線を踏襲した『Fiction』も名作。ゴシック風味なメロデスが好きならば必聴。



「これが嫌いならばメロスピ系を聴くのを辞めたほうが良い」と言っても過言ではないほどの、メロスピの名作。幾分かギターが弱い気もするが、それを補うエリサ嬢による力強い歌唱が絶品。分かりやすく口ずさみやすいメロディラインはとても心地良い。シンフォニックでファンタジックなのだが、その方面に過度に傾倒しているわけではない辺りの匙加減が巧い。



惜しまれつつも活動を休止したつっこさんのラスト盤。人気ゲーム『零~月蝕の仮面』のテーマ曲の英詞版も収録されている。まとまりとしては今ひとつな印象もあるが、「Howling」「糸電話」「Hello」といったバラード曲がとにかく卑怯なほどに美しく切ない。綺麗なのに壮絶。これらの曲以外にも、ハードロックをしてみたりメタルテイストになってみたり、ジャジーな雰囲気を出してみたりと見せる表情は多彩で豊か。もっと評価されるべき。



音響派シンガーソングライターのセルフカバー・アコースティックアルバム。温かなヴォーカルに、ピアノ、ベース、ドラムのみで構成されている。知名度こそ低いものの実力の高さは折り紙つき。既発曲のアコースティックカバーということだが、どうやらライブ感覚で1発録りしたものが多いらしく、穏やかながら臨場感のあふれる仕上がりとなっている。休日の午後やカフェタイム等、リラックスしたい時に空間音楽的にかけておくととても心地良くなれる至極のアルバム。
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地上侵略・人類征服コメディ。イカの擬人化というありそうでなかった設定は非常に愉快。全体的にほのぼのとしており、侵略モノであるはずなのにとても和やか。とにかく、イカ娘がかわいい。細かいことを気にせず気軽に楽しむことができるギャグモノとしてオススメ。



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“魔法人形”と呼ばれる人形たちの物語。自分達がどのような存在であるかも何一つ知らされないまま、気がつくと人間たちに賞金首として追われている魔法人形たち。何故追われるのか理由も分からず、それでもただ自身ら存在を受け入れ、他の仲間である魔法人形を探していこうとするそんな不思議なファンタジー。バイオレンスな表現はなし。破壊表現はあってもそれは生臭いものではなく。大人は勿論、個人的には子どもにも是非勧めたい素敵な作品。



同じマンションの上下階に住む、ピュアガール&ピュアボーイの幼馴染を描いた4コマ。 むずがゆく、くすぐったい“縄ばしご”という距離感がとても良い感じ。 周囲の様々な状況に合わせて変化する“幼馴染”の心象・行動が温かかったり甘酸っぱかったり、たまに切なかったり。表情が多彩で飽きがきません。 癒されます、とても。



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美術学校に通う生徒を中心に描いた4コマ。本巻では日常パートと学校パートとのバランスが良い感じであることと、何よりもたった1本のコマではあるが、ジーンとさせられる描写があることが何よりモノポイント。装丁でもって敷居が高くなっているような気がしないですけれども、そこら辺に抵抗を感じない方には是非オススメしたい1冊。個人的には断然宮子派。アンソロも出ているのでソチラもオススメ。



『ハチミツとクローバー』でおなじみの羽海野さん2作目。題材は将棋モノですが、『ハチワンダイバー』などといったものとは全く内容を異にする作品。『ハチクロ』もそうだったけれども、個々人の心象描写が生々しいほどに巧いのですよね、羽海野さん。それが時に痛々し過ぎるから個人的には何度も読み返せるような代物ではないのですけれども、やっぱり好きなんですよねぇ。「自分の立ち位置はこれで良いのか?」などということを自問させてくれる好作。
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